クラウド技術でスポーツ配信が進化する！「mashup」と「XPark」の連携

クラウド技術でスポーツ配信が進化する！

株式会社テレビ朝日クリエイトが開発したクラウド型テロップシステム「mashup」と、データスタジアム株式会社が提供するデータ入力アプリ「XPark」の連携によって、スポーツ配信の新たな形が実現します。この取り組みは、2025年11月に幕張メッセで開催予定のメディア総合イベント「Inter BEE 2025」で紹介されます。

テロップ演出の重要性

スポーツのライブ配信では、得点や選手の成績などの情報を迅速に伝えるテロップ演出が欠かせません。リアルタイムでのテロップ反映は、視聴者にとっての臨場感を高め、配信の価値を大きく向上させます。しかし、これまでは専用の機材や中継システムが必要で、中でも特に野球中継においては導入が難しい状況が続いていました。

「mashup」と「XPark」での解決策

「mashup」と「XPark」の組み合わせにより、従来は大規模な設備や専門オペレーターが必須だったスポーツ中継演出が、クラウド技術を用いて簡易に実現できるようになりました。「XPark」はスマートフォンやタブレットなどのデバイスから試合の進行データを入力し、その情報が即時に「mashup」に反映されます。これにより、打者データや得点などの情報をリアルタイムでテロップに出力することが可能になります。

シームレスな連携

このシステムの最大の利点は、モバイルからのデータ入力がそのままテロップに反映される点です。現場での負荷を大きく軽減しつつ、必要な中継設備を持たないチームや大会でも導入が可能となります。このクラウドベースの環境によって、PCとインターネット環境があれば、どこでも配信制作が完結できます。

実績と展示予定

テレビ朝日クリエイトは、Inter BEE 2025のブースでさらに進化した「mashup」とAI音声認識字幕システム「J-TAC Pro」を展示します。これにより、放送品質のテロップ演出やリアルタイムでの簡単なテロップ作成が可能になります。また、参加者にはデモ体験を通じて、30日間無料トライアルライセンスの提供も行います。