スマートエナジーとパワーエックスの新たな提携
2023年10月、株式会社スマートエナジー(東京都港区)は、株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)と発電所併設型蓄電池の導入を進めるための協業に関する覚書を締結しました。今回の提携は、再生可能エネルギーの主力電源化が進む中で、我々の生活に新しい電力供給の在り方をもたらすものとなるでしょう。
発電所併設型蓄電池の重要性
近年、再生可能エネルギーの利用が広がる中、太陽光発電所に蓄電池を併設する動きが加速しています。これは、FIT/FIP制度の見直しや出力制御の拡大に伴い、需給調整市場や卸電力市場への参入を通じて収益機会を確保するための施策として注目されています。しかし、この事業には案件組成や資機材調達、運用・保守(O&M)、アグリゲーションなど多数の専門的知識が必要とされ、また、関連するJC-STAR制度に適合する設備選定も重要な課題です。
こうした状況から、スマートエナジーとパワーエックスは共同で発電所併設型蓄電池の導入を進めていくことを決定しました。
役割分担の詳細
スマートエナジーは、全国に広がる太陽光発電所のO&M事業者としてのネットワークを活かし、候補案件の調査・提案を行います。また、O&M分野でもその専門性を発揮します。一方で、パワーエックスは国内で開発・製造したJC-Star対応の蓄電システムの資機材提供を担当することになります。
さらに、需給調整市場や卸電力市場への参加を念頭に置いたアグリゲーション領域においては、スマートエナジーの子会社であるスマートエナジーサーキュラーとパワーエックスの両社が連携して取り組むことを予定しています。
市場取引の新たな形
この提携においては、市場取引(マーチャント契約)の他に、固定価格での取引を提供するトーリング契約も視野に入れています。これにより、発電事業者に対して発電所併設型蓄電池の導入から運用までを包括的に支援する体制を築くことが目標です。
両社はアグリゲーション共同運営を通じて、電力量や信用力を確保し、個社での対応が難しい大規模なトーリング契約にも対応できる体制を構築する意向です。更に、蓄電所のO&Mに関する協業についても検討を進めるとしています。
今後の展望
スマートエナジーは、太陽光発電所の運用において培った経験を活かし、発電所併設型蓄電池の導入支援を通じて再生可能エネルギーのさらなる普及と安定的利用を目指します。この提携を結ぶことで、再生可能エネルギー電源の価値向上に寄与し、発電事業者の収益機会も拡大できることを期待しています。両社の共同の取り組みが、持続可能な未来への第一歩となることを願っています。
企業情報
代表取締役:伊藤 正裕
所在地:岡山県玉野市田井6-9-1
事業内容:大型蓄電池の製造・販売、再生可能エネルギーの電力供給など
公式HP
代表取締役:大串 卓矢
所在地:東京都港区西新橋1丁目18-17
事業内容:再生可能エネルギー発電施設の運用・保守、アセットマネジメントなど
公式HP
Instagram
代表取締役:山村 文也
所在地:東京都港区西新橋1丁目18-17
事業内容:小売電気事業、アグリゲーション事業など