JR東日本スタートアップと株式会社findが資本業務提携を結成
株式会社findは「落とし物が必ず見つかる世界を実現する」というビジョンを掲げ、全国のさまざまな施設に「落とし物クラウドfind」を展開しています。このたび、JR東日本の子会社であるJR東日本スタートアップ株式会社との資本業務提携を発表しました。この連携により、落とし物の検索と管理が一層効率化されることが期待されています。
提携の背景
これまで、落とし物をした際には、その発生場所によって対応する施設が異なり、落とし主は多くの場所に問い合わせをしなければなりませんでした。しかし、findが開発中の「横断検索」機能により、「どこで落としたかわからない物」に対しても一元的に問い合わせができる環境が整います。この取り組みは、利用者の利便性を大幅に向上させ、導入企業にとっても顧客満足度を高めることに寄与するでしょう。
JR東日本グループの経営ビジョン「変革 2027」では、豊かな社会への新たな価値提供が目指されています。この資本業務提携により、落とし物を迅速・効率的に見つけるぬくもりのある環境づくりを進めることで、より多くの人々が安心し、快適に日常生活を送れるような社会の実現を目指しています。
JR東日本スタートアップのコメント
JR東日本スタートアップ株式会社の代表社長である柴田裕氏は、提携が実現するまでの3年の道のりを振り返り、熱心な意見交換を重ねてきたことを振り返りました。「技術的にもビジネスモデル的にも初めは糸口を掴めなかったが、findのチームが諦めずに挑戦を続けた結果、今ここでパートナーシップを結ぶことができた」と述べています。彼は、今後「落とし物が必ず見つかる世界」を共に築いていくことを強く期待しています。
落とし物クラウド「find」とは
「落とし物クラウドfind」は、落とし物のトラブルをテクノロジーで解決するためのサービスです。利用者が「連絡するだけで済む」「探しても見つからない」といった課題を解決するため、常に最新の技術を取り入れ、利便性の向上に努めています。これにより、遺失物の管理だけでなく、返却率向上や管理者の業務効率化、さらには警察署への連携までを含む一貫したサービスを提供しています。
田中氏は、「多くの人々が集まる場所における落とし物の効率的な管理を支援し、導入企業と利用者との安心できる信頼関係を築くことが、私たちの使命です」と語っています。これにより、日常生活での安心感を高める取り組みが進められていきます。
企業概要
JR東日本スタートアップ株式会社
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所在地: 東京都港区高輪2-21-42 TokyoYard Building 6・7F
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設立: 2018年2月20日
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代表者: 柴田裕
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株主: 東日本旅客鉄道株式会社(100%)
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公式HP
株式会社find
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所在地: 東京都中央区日本橋小伝馬町21番1号
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設立: 2021年12月1日
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代表者: 高島彬
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公式HP
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採用ページ
この資本業務提携は、ユーザーと企業の双方にとって意味のある価値を提供することで、より良い社会の実現へとつながることが期待されています。