新たな買い物体験を提供する「VISION CHECK-OUT」
2023年10月、豊洲セイルパーク内「LIFE STYLE LAB TOYONOMA」に、AIセルフレジ「VISION CHECK-OUT」を導入した実証実験ストアがグランドオープンしました。この新しいストアは、国内の小売業界が抱える人手不足の課題と、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進化する中で、ストレスフリーかつ効率的な買い物体験を求めている消費者のニーズに応えるものです。
このグランドオープンを記念したオープニングセミナーでは、関係企業や専門家が集まり、「AIとヒトがつくる価値と未来の共創」をテーマにパネルディスカッションを行いました。三菱地所、IHI、コクヨ&パートナーズ、ONODERA GROUP、LUNA GROUP、そしてファインダーズAIジャパンの代表者たちが一堂に会し、AI技術の可能性について議論を行いました。
実証実験の意義と目的
豊洲セイルパーク内に設置された「VISION CHECK-OUT」は、特に日本人が使いやすいAIセルフレジを提供することが主な目的です。TOYONOMAには、カフェスタイルのオープンキッチン「SHOKU NOMA」と共用スペースでのスナック提供が行われる「HIBI NOMA」の二つのゾーンがあり、それぞれにAIセルフレジが導入されています。
実証実験の背景には、国内の小売業界が直面する人手不足に加え、消費者の買い物体験を向上させるためのDX化があります。この新たなストアでは、AIセルフレジを通じて、ユーザーにとって快適な買い物環境が提供されています。
オープニングセミナーの内容
オープニングセミナーには、30社以上の企業関係者が参加し、様々な意見や見解が交わされました。第一部では「創造するためのヒト中心空間づくり」がテーマに取り上げられ、人間に価値をもたらすAIソリューションについて説明されました。これにより、実証実験がなぜ実施されることになったのか、その意義も深堀りされました。
続いての第二部では、「AIがデザインする、ビジネス・ヒト・企業の未来と可能性」というテーマで、AI技術がもたらす課題とその解決方法について議論されました。このように、参加者たちはAIの進展がもたらす社会的価値についても真剣に考える場となりました。
実際の体験と反響
セミナー後には、参加者が実際に「VISION CHECK-OUT」を体験しました。30社から約60名が参加し、飲料やスナックの購入が行われました。決済は平均して一人当たり10秒ほどで完了し、快適な買い物体験を実現。参加者からは、AIの画像認識技術の精度の高さや、操作が非常に簡単であることに感心の声が上がりました。
本実証実験を通じて、日本市場におけるAIセルフレジの可能性が示され、企業間の連携による新たなサービス展開の道筋が見えてきました。これにより、顧客価値を最大化するための具体的な施策が期待されます。
ファインダーズAIジャパンの展望
ファインダーズAIジャパンは、韓国に本社を持つFainders.AIの日本法人で、2025年には本格的な事業拡大を見据えており、AIを活用したリテールソリューションの提供を進めています。これにより、小売業が効率化し、人々の価値がより一層高まる社会の実現を目指しています。
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