タイで開催された安全ヘルメット啓発イベントの詳細レポート

タイでの安全ヘルメット促進イベント

2023年6月4日、タイのチョンブリにあるオートリブの施設で、国連の「Safe and Affordable Helmets（SAAH）イニシアチブ」との連携によるイベントが開催されました。この行事は、二輪車利用者がヘルメットを着用することを促進することを目的としています。

イベントにはタイ・チョンブリ県知事タワチャイ・スリトン氏、国連交通安全基金の事務局長ネカ・ヘンリー氏などが参加しました。彼らはこの取り組みの重要性を強調し、安全な交通環境を築くことの必要性について言及しました。

SAAHイニシアチブは、高品質かつ手頃な価格のヘルメットを提供し、より多くの人々が利用できるようにすることを目的としています。二輪車を利用する際の安全を確保するためには、ヘルメットの着用が欠かせません。この取り組みは、特に交通事故のリスクが高い二輪車ユーザーにとって重要な意味を持ちます。

オートリブはこの活動に積極的に支援しており、社内プログラムを通じて従業員のヘルメット着用を推進しています。その一環として、Autoliv (Thailand) Ltd.は認証済みヘルメット3,500個を現地の従業員に配布しました。この取り組みにより、オートリブは職場内での安全意識を高めると同時に、交通安全に対する責任を全うしています。

この贈呈式では、特にヘルメット着用による事故のリスク軽減が強調されました。事務局長のネカ・ヘンリー氏は、「ヘルメットは命を守るための大切な道具です。安全な交通を実現するため、全ての人がヘルメットを着用する習慣を身につけるべきです」と述べました。

オートリブは、「Saving More Lives（より多くの命を守る）」というビジョンのもと、UNRSFやその他のパートナーと協力しながら、安全なモビリティ社会の実現に貢献していくことを目指しています。今後もこのような活動を通じて、ヘルメットの重要性や二輪車利用者の安全を広く伝えていくことが期待されます。