地域課題解決の最前線、下関市の介護デジタルハッカソン
「下関市スマートシティ介護デジタルハッカソン」が盛況の中、12月18日にソリューション企画発表イベントを控えています。このプロジェクトは、地域の介護課題解決を目指し、地方自治体、学生、企業が連携する新しい試みです。
ハッカソンの概要
このハッカソンは、STEM Leadersが運営しており、学生を中心に約30名が参加しています。彼らはチームに分かれ、介護分野に関する現場視察やヒアリングを通じて、実効性のある解決策のアイデアを練ってきました。特に超少子高齢化が進む日本では、要介護者が増える一方で介護人材が減少しているため、若者による介護問題への関与が重要視されています。
地域社会との連携
下関市では、労働力不足や若者の流出といった課題が顕著です。このような状況の中、地域の未来を担う若者が、自らの手で町の課題を解決しようとする「次世代の街づくり」が求められています。STEM Leadersがこのプロジェクトに寄与できるのは、実践的なアプローチが求められているからです。
実施の進捗
10月にはキックオフイベントが開催され、学生たちは福祉施設の視察や関係者へのインタビューを行ってきました。その成果を基に、参加者たちは具体的なサービス案の発表へと進んでいます。12月の発表会では、チームそれぞれが提案したソリューションの実現可能性について審査員が評価し、最終的な審査は1月に行われる予定です。
学生の声
参加している学生の一人は、「介護家族の食事介護の負担を減らしたい」との思いを述べており、先月のアイデア発表では実用性を高めるための貴重なフィードバックを受け取ったことを報告しました。このように、現場の声を反映させながら、実現可能な企画を練り上げているのです。
お知らせと取材機会
12月18日の発表イベントは一般公開されており、取材や情報収集の機会としても多くの関係者を歓迎しています。また、運営団体であるSTEM Leadersからプログラムの意義に関する個別取材も可能です。関心のある方々はぜひお越しください。
イベント詳細
- - 日時:2021年12月18日(土)13:00~16:00
- - 場所:下関市役所本庁舎5階大会議室
- - 内容:各チームからの介護課題解決策ソリューション案の発表
この取り組みは、下関市のスマートシティ活動の一環として行われ、地域に根ざした解決策の創出を目指しています。若者の発想力とデジタル技術の融合が、次世代の地域づくりに寄与することが期待されています。
STEM Leadersの活動
STEM Leadersは、STEMを活用した課題解決型のリーダーを育成するための学生団体で、全国の大学から多様な背景を持つ学生が参加しています。地域社会での課題解決を目指すプロジェクトは、今後も続けられていくことでしょう。詳しい活動については、公式ウェブサイトでの情報をご覧ください。