広島県初の自宅葬儀社「広島自宅葬儀社」
新型コロナウイルスの影響を受けて、広島県でも自宅での葬儀が注目を集めている中、「広島自宅葬儀社」が2020年に設立されました。この会社は、自宅で家族だけの温かい葬儀を行うことを専門としており、今後の葬儀のあり方に新しい風を吹き込む存在となっています。
家族葬のニーズの高まり
近年、葬儀のスタイルは大きく変わりつつあります。「家族葬」という形が広がりを見せており、特に2020年からのコロナ禍では、多くの人々が密を避けたいと考え、自宅での葬儀に対する抵抗感が減少しています。家族葬は、一般的な葬儀に比べて参加者が少なく、私的な空間で故人を偲ぶことができるため、多くの家族にとって魅力的な選択肢となっているのです。
広島県では、平成28年度の調査によると、約6割の人が最後を自宅で迎えたいと望んでいるのに対し、実際に自宅で迎えられた方はわずか14.8%に過ぎません。この現状を受けて、「広島自宅葬儀社」は自宅で最後を迎えたい家族のための選択肢を提供することを目指しています。
自宅葬儀のメリット
自宅で葬儀を行うことには、いくつかの明確な利点があります。まず、自宅は非常に落ち着く場所であり、故人を囲む家族が心安らかに過ごせる環境を提供します。さらに、これにより他の人との接触を最小限に抑えられるため、感染のリスクを減らすことができ、コロナ禍での安全を確保できます。
「広島自宅葬儀社」では、直葬や一日葬、家族葬の3つのプランを用意しています。これにより、家族の希望や状況に応じた葬儀スタイルを選ぶことができ、よりパーソナルな体験を可能にしています。
提供するプランについて
- - 直葬プラン: 85,000円(税抜93,500円)
- 自宅で故人をお迎えした後、火葬のみを行う無宗教プラン。
- - 一日葬プラン: 225,000円(税抜247,500円)
- 通夜式を省略し、自宅で告別式から火葬までを一日で執り行うプラン。
- - 家族葬プラン: 360,000円(税抜396,000円)
- 自宅での通夜式と告別式を行う、最も一般的な家族葬プラン。
これらのプランは、情緒的な側面を重視した設計になっており、家族が心を込めて最後の時を過ごせることを大切にしています。
会社概要
「広島自宅葬儀社」は、株式会社ラヴィシャンスが運営しており、広島市中区十日市町にオフィスを構えております。会社設立は2020年10月で、代表者は廣田篤氏です。葬祭業だけでなく、WEBコンテンツの運営も手がけています。
今後も広島県が望む、自宅での温かい葬儀のスタイルが広がることを期待したいと思います。自宅での家族葬を通じて、多くの人々が心温まる別れを経験できる社会の実現に向けて、広島自宅葬儀社はその一端を担っているのです。