京都精華大学の学生団体が大阪の食イベントに参加し地域の魅力を発信

京都精華大学が「NIPPON FOOD SHIFT FES. 大阪」に参加

2025年1月25日と26日の二日間、大阪のグランフロントにて開催される「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES. 大阪」に、京都精華大学の学生団体「京北宇津宝さがし会」が参加します。このイベントは農林水産省が主催し、日本の食と農をテーマにさまざまな活動やワークショップが行われる大型フェスティバルです。

「京北宇津宝さがし会」は、国際文化学部の教員である田村有香の発案により、2013年に設立されました。設立当初から、地域の魅力を発信し、社会貢献を目指して多岐にわたる活動を行ってきました。特に、京北宇津地域の伝統料理である「あばちゃん漬け」の復興に向けたプロジェクトや、地域ブランドの立ち上げに取り組んでいます。

伝統的な漬物「あばちゃん漬け」の復興

「あばちゃん漬け」は、かつて宇津地域の特産品として知られていましたが、時代とともにその存在が薄れてしまいました。今回のイベントでは、数十年ぶりの復活を遂げたこの伝統的な漬物を紹介するワークショップを企画しています。参加者は、塩漬けや粕漬けの作業を通じて、漬物作りの楽しさや地域の文化に触れることができます。

イベントでのプログラム内容

「京北宇津宝さがし会」は、イベントにおいて「Marché & Exhibition」プログラムでパネル展示と販売を行い、地域の取り組みを広く紹介します。また、「Stage」プログラムにおいては、1月26日にプレゼンテーションセッションを実施し、参加者に向けて京北宇津地域の魅力や活動の内容を直接伝える機会を設けます。

参加者は、展示やプレゼンテーションを通じて、地元の食文化や農業の現状について考え、地域の取り組みに理解を深めることでしょう。特に、農林水産省が主催するこのイベントは、生産者と消費者がふれあい、地元の食の重要性を再認識する貴重な場となります。

京都精華大学の特徴

京都精華大学は、表現を通じて社会を変革する人材を育成することを理念とした教育機関です。国際文化学部をはじめ、メディア表現学部、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部の5学部を有し、学生たちはさまざまな分野での学びを通じて自己表現力を高めています。

多様なバックグラウンドを持つ学生たちが集まるこの大学での活動は、地域社会との結びつきを深めるだけでなく、全国的な食文化の発信にも寄与しています。

このように、京都精華大学の学生たちは、地域の文化を尊重しつつ時代の変化に応じた新しい価値を生み出すために、これからも積極的に活動を続けていくことでしょう。皆様もぜひ、会場で京北宇津地域の魅力をご体感ください。

詳しい情報は、京北宇津宝さがし会のウェブサイトや京都精華大学の公式ウェブサイトをご覧ください。