第6回プラチナキャリア・アワードの開催
2024年7月31日、株式会社三菱総合研究所(MRI)が実施する「第6回プラチナキャリア・アワード」の受賞者が決定し、表彰式が開催されます。このアワードは、働き手が自律的に学び、社会課題の解決を目指す「プラチナキャリア」の理念に基づいています。
プラチナキャリアの理念
人生100年時代を迎え、働く期間が延びる中、若手からシニアまでの人材が自ら学び、ビジネスにおいてそのスキルを活用する姿勢が求められています。「プラチナキャリア」という名称は、こうした現代の働く人々にとって目指すべきキャリアの姿を示しています。具体的には、以下の3つの特徴に基づきます。
1.
長期的視点:年齢に関係なく自律して活躍できる能力を持つこと
2.
自律的学び:自身のスキルを実践経験を通じて磨くこと
3.
社会課題解決:ビジネスを通じて社会に関心を持ち、その課題解決に貢献すること
アワードの目的
プラチナキャリア・アワードは、2019年に創設され、プラチナキャリアに基づく人材育成を通じて持続的な企業価値の向上を図ることを目的としています。このアワードは特に、会社の経営理念と社員が共有する人材育成環境が整っているかを評価することに重点を置いています。
第6回アワードの概要
今年度のアワードでは、「人的資本経営」が主要なテーマとして設定されています。具体的な評価基準は以下の通りです。
- - 会社の理念や戦略を社員と共有し、必要な人材育成をサポートしているか。
- - 人事施策や制度が効果的に実施されているか。
- - キャリア自律支援に対する姿勢が明確で、社員に理解されているか。
これらの基準に基づき、企業は選定され、最終的に受賞者が決定されました。受賞企業のリストは次の通りです。
- - 最優秀賞:ライオン株式会社
- - 優秀賞:株式会社イトーキ、株式会社山陰合同銀行、ソフトバンク株式会社、日本特殊陶業株式会社、パーソルホールディングス株式会社
- - 特別奨励賞:株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング
表彰式と記念シンポジウム
受賞企業の表彰式とともに、記念シンポジウムが行われます。イニシアティブを主催するMRIの未来共創グループは、企業価値を向上させるための方策や生成AIの活用についてのパネルディスカッションも企画しています。
表彰式は東京都中央区にある東京証券取引所内の東証ホールで開催され、メインプログラムでは受賞理由や審査の背景についての講演が予定されています。また、記念講演としてBNPパリバ証券の副会長が人的資本に関する洞察を提供します。
今後の取り組み
MRIは今後もプラチナキャリア・アワードから得た知見をもとに、人生100年時代に適した学び方やキャリア形成の支援情報を発信していく方針です。これにより、多様な人材が活躍できる環境を更に整備し、社会貢献を推進していきます。
参加者は、企業の最前線で活躍する専門家からの洞察を受け取り、自らのキャリアや企業活動に役立てることができる貴重な機会となります。