東京科学大学発aiwell株式会社が特別賞を受賞！ヘルスケア分野での革新技術に注目

aiwell株式会社が特別賞を受賞

東京科学大学発のベンチャー企業であるaiwell株式会社が、NTTデータヘルスケア共創ラボが主催する「FemCareTechビジネスコンテスト2025」で特別賞（PR賞）を受賞したことが発表されました。これは、同社の提供するAIを用いたプロテオミクス技術が高く評価された結果です。

FemCareTechビジネスコンテスト2025とは

FemCareTechビジネスコンテストは、ヘルスケア分野におけるイノベーションとパートナーシップを促進することを目的としており、競争の激しいこの分野で注目の企業が多数エントリーします。aiwellは、「AIプロテオミクスによる年期障害検査サービスの実現」をテーマにした発表を行い、見事に特別賞を獲得しました。最終審査は3月8日に行われ、数多くの専門家たちの前で自社の技術を披露しました。

AIプロテオミクス技術の特徴

aiwellが提供しているAIプロテオミクス技術は、二次元電気泳動を用いて人や動物、植物など様々なタンパク質を画像化し、その画像をAIで比較・解析します。これにより、特定のバイオマーカーを迅速に発見できるため、病気の早期発見や健康管理、さらには創薬研究にまで応用が可能です。この技術は、国立東京工業大学の林宣宏教授によって開発されたもので、国際特許を取得しています。

さらに、aiwellは競走馬や家畜の健康管理、農作物の品質向上など、非常に幅広い分野においてその技術の応用を進めています。現在、新川崎と神戸に東京科学大学との連携で設立したプロテオミクスイノベーションセンター（通称PIC）を通じて、多様なニーズに応じた技術提供を行っています。

企業の成長と展望

設立から5年を迎えたaiwellは、既に3件の特許を取得しています。その中には、無洗浄タンパク質ゲル染色剤や情報処理システムに関わるものが含まれています。この技術的な基盤と共に、aiwellはヘルスケア分野でのさらなる成長を目指しています。

aiwellの代表取締役、馬渕浩幸氏は「私たちの技術が人々の健康に寄与し、社会に貢献できることを嬉しく思います。今後もより多くの人々の健康管理をサポートするため、研究開発を続けていきます」と述べています。特別賞を受賞したことは、同社の技術が正しく評価された証でもあり、今後のさらなる飛躍が期待されます。