「星のや東京」が提供する、日本の食文化とフレンチが融合した至高のコース料理「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」夏限定メニュー

星のや東京が贈る、日本の食文化とフレンチの融合「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」夏限定メニュー

「星のや」は、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する旅館として知られています。東京・大手町の日本旅館「星のや東京」のダイニングでは、2024年7月5日より、夏限定のコース料理「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」の提供を開始しました。

「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」は、日本各地で育まれた食文化を、フランス料理の調理技法と融合させた独創的なコース料理です。今回の夏限定メニューは、「秋田」「山口」「鹿児島」の三県の食文化に着目し、それぞれの地域の食材を活かした、見た目も美しく、味も格別な料理の数々が楽しめます。

「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」とは？

2023年10月に提供を開始した「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」は、日本の伝統的な食文化をフレンチで表現したコース料理です。星のや東京の総料理長である岡亮佑氏は、東京で料理を創造する中で、江戸時代の参勤交代制度に着目しました。

参勤交代制度によって、全国各地から様々な食材や食文化が東京に集まったことを背景に、岡氏は「日本全国の食文化」をテーマに、先人の知恵と発想を現代に蘇らせ、フランス料理で培ってきた技術を駆使して、新しい料理を生み出しています。

夏限定メニューの見どころ

1. 江戸料理を現代風にアレンジした「始まりの一品」

コースの始まりを飾るのは、江戸料理を現代風にアレンジした一皿です。夏限定メニューでは、江戸の四大名物料理の一つである「天ぷら」と「蕎麦」を組み合わせた、創意工夫が光る一品です。

夏の定番食材である「鱚」と、蕎麦がき、大葉を生地で包み、揚げ焼きにした天ぷらは、江戸前天ぷらを彷彿とさせる胡麻油の香りと、キャビアの塩気、鱚の柔らかな食感が絶妙なハーモニーを生み出しています。

2. 山口の伝統野菜「ちしゃ」を使った「ちしゃなます」

山口で親しまれている郷土料理「ちしゃなます」は、サニーレタスに似た縮れた葉野菜「ちしゃ」を、いりこと合わせ、酢味噌で和えたものです。

夏限定メニューでは、茗荷や分葱のソテー、鰯のマリネと鰯フレークをサニーレタスで包み、サラダ・ニソワーズ風にアレンジしました。山口で作られる麦味噌の素朴な香りと、鰯アンチョビの塩味が効いたドレッシングが、全体を軽やかにまとめ、シンプルながらも奥深い味わいを堪能できます。

3. 秋田の郷土漬物「花っこ」をイメージした「花っこ」

秋田湯沢伝承の郷土漬物「花っこ」は、大ぶりの茄子に餅米と菊を乗せたものです。夏限定メニューでは、焼いた茄子で筒状に型取り、中には、出汁で炊き上げた焼き茄子のフォンデュと、鮪のマリネを合わせ、赤紫蘇で色付けしたすしこで蓋をしています。

焼き茄子の香ばしい風味が鮪本来の味わいを引き立て、見た目も華やかな前菜です。

4. 滋賀の郷土料理「鮒寿し」の技法を取り入れた「牛」

メインの牛肉は、炭火でじっくりと火入れをすることで、牛肉本来の旨味を閉じ込め、噛めば噛むほど旨味が広がる逸品です。岡氏の出身地である滋賀県の郷土料理「鮒寿し」を作る工程で生まれる飯（いい）は、鮒と一緒に自然発酵した米のことです。

熟成により生み出される芳醇な風味とコクが特徴の飯に漬け込んだ牛肉で作るハンバーグは、一口サイズでありながらも、鮒寿しらしい独特な酸味と旨味をしっかりと感じられ、夏のトウモロコシやかぶとの組み合わせが、さらに味わいを引き立てます。

5. 鹿児島の夏の風物詩「シロクマ」をアレンジした「シロクマ」

鹿児島から全国へと広まり、日本の夏の風物詩となった郷土菓子「シロクマ」を、岡氏らしいアレンジで、新しい一品へと昇華させました。

シロクマの定番である小豆はグラッセ、パイナップルはパートドフリュイ、みかんはコンポートに仕立て、本来は削った氷に練乳をかける部分を、液体窒素で瞬間冷凍させた練乳をパウダー状にして、フルーツの上からかけています。

練乳本来の風味豊かな甘みをダイレクトに感じると共に、口当たり柔らかな、夏らしい爽やかさを味わえる、見た目も華やかなデザートです。

「Nipponキュイジーヌ～美食の集い～」夏限定メニュー概要

開始日：2024年7月5日（金）
料金　：1名 33,880円（税・サービス料込、宿泊料別）
予約　：要予約、公式サイトにて前日まで受付
対象　：星のや東京宿泊者
* 備考　：状況によりメニューの内容、食材が一部変更になる場合があります。

星のや東京について

「星のや東京」は、日本の伝統様式を重んじながら、現代に合わせて進化した日本旅館です。地下2階、地上17階の塔の空間は、畳敷きの玄関、伝統的な和室、各階のお茶の間ラウンジ、最上階の温泉で構成されています。

日本の歳時記に合わせた室礼、日本文化を身近に感じられる体験、そして日本旅館らしいおもてなしを提供することで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ち、特別な時間を過ごせる空間となっています。