ターキッシュエアラインズがシドニーへの航路を開設し更なる国際化を図る

ターキッシュエアラインズシドニー路線の開設

ターキッシュエアラインズが、オーストラリア最大の都市シドニーへの就航を決定したことを発表しました。この新たなフライトは、ターキッシュエアラインズが展開する航路の中で、オーストラリアにおける2つ目のラインとなり、クアラルンプールを経由して、2024年12月4日からエアバスA350-900型機を用いて週4便運航される予定です。

この新しい航路は、トルコとオーストラリア間の観光や貿易、文化交流を一層促進することが期待されています。ニューサウスウェールズ州には15,000人以上のトルコ系オーストラリア人が生活しており、旅行者にとってもトルコは魅力的な目的地として知られているため、多くの人に利用されることになるでしょう。ターキッシュエアラインズの取締役会長、アフメット・ボラットはこの新路線の開設に大いに期待しており、今後シドニーがノンストップ便の運航地になることも視野に入れています。

シドニーはビジネス、観光、芸術の国際的な拠点であり、シドニー・オペラハウスやハーバーブリッジなど名所が豊富です。このような魅力的な都市へのアクセスが向上することで、ターキッシュエアラインズのサービスを通じて、より多くの旅行者がシドニーを訪れることができるようになります。シドニーとニューサウスウェールズ州における経済の発展に寄与することになるでしょう。

さらに、ニューサウスウェールズ州の観光大臣、ジョン・グラハム氏は、ターキッシュエアラインズによるシドニーへの就航が、ヨーロッパからの観光客にとって非常に大きなメリットになると述べています。この新しい航空サービスは、州の観光産業の成長に大きく貢献すると考えられています。シドニー空港のCEO、スコット・チャールトン氏も同様に、旅行者がターキッシュエアラインズを利用して快適にヨーロッパとオーストラリアを行き来できることを誇りに思うと語っています。

ターキッシュエアラインズは、1933年に設立されたトルコのフラッグキャリアで、2014年2月からは名称を「ターキッシュエアラインズ」に変更。現在、世界130ヶ国349都市に296の国際路線と53の国内路線を持つ激しい競争にさらされる航空業界において、最も広範な路線網を誇る企業として知られています。また、スターアライアンスの加盟航空会社としても、国際的な連携を強化し続けています。

このシドニー路線の開設は、ターキッシュエアラインズの更なるグローバルな事業拡大に向けた重要なステップとなるでしょう。今後、オーストラリアとトルコ間の相互交流が一層深まることが期待されます。