セブン銀行がAIエージェント「exaBase Studio」を導入
株式会社エクサウィザーズが提供する「exaBase Studio」が、株式会社セブン銀行に導入されることが決定しました。このプラットフォームは、AIエージェントを利用して、社内の分析やレポート業務の効率化を図るものです。セブン銀行では、AIエージェントテンプレートを活用することで、意思決定に必要なデータ分析を行う業務のスピードや正確性の向上を目指します。
導入の背景
セブン銀行は、日常業務の効率化に向けて、自社で生成AI活用環境「7Bank-Brain」を構築しており、文書検索機能や「社長AI」との対話など積極的にAIを取り入れています。しかし、企画業務におけるデータ分析の速度と精度については課題が残っていました。そこで、エクサウィザーズの提供するexaBase Studioに着目し、このAIエージェントテンプレートを導入することに決まりました。
導入までのプロセス
本格導入に先立ち、セブン銀行は「exaBase Studio」のAIエージェントを用いた概念実証(PoC)を実施しました。最初のフェーズとして、実データに近いサンプルデータを使い分析タスクを行い、非常に高い評価を得ることに成功しました。これを受けて、次のフェーズに進み、7Bank-BrainとexaBase StudioのAIエージェントを接続し、セブン銀行のデータベースとも統合。そして8月には実装を完了し、9月から全社での使用を開始しました。
この結果、セブン銀行の社員は7Bank-Brainを通じて、社内のデータを自然言語で分析することができるようになりました。これにより、日常業務におけるデータ分析がより迅速かつ正確に行えるようになります。
今後の展望
さらにセブン銀行は、exaBase Studioを活用したAIエージェントテンプレートを構築し、資料作成やリスク管理などへの導入を進める予定です。エクサウィザーズは、この取り組みを支援し、ユーザーが自社の業務にAIを効果的に活かせるよう努めます。
専門家のコメント
セブン銀行 AI・データ戦略部の中村部長は、「生成AI活用環境『7Bank-Brain』を中心にAI・データ活用を推進しています。この『exaBase Studio』の導入により、特別なスキルなく自然言語でデータ分析が可能になり、意思決定を迅速に行えるようになりました」と述べています。また、エクサウィザーズにはテンプレートの拡充や内製化支援に期待を寄せています。
AIエージェントテンプレートとは
エクサウィザーズは、exaBase Studioにて業務に即座に利用できるアプリケーションテンプレートを提供しています。ユーザーが社内データと連携しながら、AIエージェントのタスクとして業務プロセスを自動化することが可能です。これにより企業は自身のニーズに沿ったAIエージェントを構築し、生産性の向上を目指すことができます。
詳細は
エクサウィザーズの公式サイトをご覧ください。