東京開業ワンストップセンターの取り組み
東京都は、国と連携して運営する「東京開業ワンストップセンター」において、英語による届出手続きの拡充を発表しました。この取り組みは、世界からの資金や人材の誘致を目指す"アジアのイノベーション・金融ハブ"東京を実現し、さらには日本全体、アジアの成長に貢献することを目指しています。
英語申請開始の日程
この英語申請の受付は、2024年10月22日(火曜日)からスタートします。これにより、海外からの起業家やビジネスパーソンが、日本での事業をよりスムーズに開始できる環境が整うことになります。
対象手続き
提供される英語による手続きは多岐にわたります。以下が対象の手続きになります。
1.
健康保険・厚生年金保険関係
- 健康保険・厚生年金保険新規適用届
- 被保険者資格取得届
- 被扶養者異動届
- ローマ字氏名届
2.
雇用保険関係
- 雇用保険適用事業所設置届
- 被保険者資格取得届
3.
労働保険関係
- 労働保険関係成立届
- 概算保険料申告書
- 適用事業報告
- 就業規則(変更)届
- 時間外・休日労働に関する協定届
これらの手続きは、日本語が不安な方でも、英語で対応できるため、非常に大きな助けとなるでしょう。
支援内容
申請者は、用意された英語様式を使用し、申請書を作成・提出します。東京開業ワンストップセンターには、専門の支援スタッフ(通訳者)が常駐しており、申請書の提出をスムーズに行うことができます。
こちらの英語様式は、
東京開業ワンストップセンターの公式ウェブサイトからダウンロード可能です。
受付窓口と時間
この英語による申請手続きは、東京開業ワンストップセンター赤坂で受け付けています。受付時間は以下の通りです。
- - 月曜日〜金曜日: 9:30〜17:30
- - 昼休み: 12:00〜13:00
- - 土日祝日・年末年始は休業
また、渋谷サテライトセンター及び有楽町サテライトセンターでは、事前相談を英語で受け付けています。
今後の展開
さらに、業務を拡大して、商業登記や定款認証に関する英語による申請受付も年度内に開始する予定です。これにより、特に国際的なスタートアップ企業にとって、東京での事業展開が一層容易になるでしょう。
この取り組みは「未来の東京」戦略の一部であり、スタートアップ企業にとって大変重要な施策です。東京都は今後も、国際的なビジネス環境を整えていくことで、東京を世界のビジネスハブとしてさらに発展させていくことを目指します。