日立ハイテク、CDPからの評価で持続可能な取り組みを強化
株式会社日立ハイテクが、国際的な環境調査機関であるCDP(Carbon Disclosure Project)から「サプライヤー・エンゲージメント評価(SEA)」において最高評価を受け、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選ばれました。これは、CDPによる評価の中で、サプライチェーンにおける気候変動対策への取り組みが高く評価された結果です。
この評価は、CDPの質問書に対するすべての企業の回答を元に選定され、今回、日立ハイテクはトップ約10%に位置しています。具体的には、調達パートナーとの協働を通じて、温室効果ガス(GHG)の排出量削減に向けた多様な活動が奏功したとされています。
サプライヤーとの協力によるGHG削減
日立ハイテクが評価されたポイントとして、以下のような調達パートナーとの主な協働内容が挙げられます。まず、調達パートナーに対して説明会を開催し、GHG排出量削減への協力を呼びかけています。加えて、環境負荷調査票の提出を依頼し、CO₂排出量の把握と削減計画の策定を促しています。
さらに、「日立サステナブル調達ガイドライン」および「日立グリーン調達ガイドライン」を共有し、環境保全活動を推進しています。これらの取り組みが、CDPからの高評価を受ける要因となりました。
CDP評価の意義と今後の取り組み
CDPの「サプライヤー・エンゲージメント評価」とは、気候変動対策においてサプライチェーン全体で優れた実績を持つ企業に贈られるものです。この評価は、GHG排出量の管理や情報開示、サプライヤーとのコラボレーションなど、幅広い観点から厳格に評価されます。これを受け、日立ハイテクは既に2025年2月には「気候変動」や「水セキュリティ」での最高評価「Aリスト」企業に選ばれています。
持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティ宣言
日立ハイテクは、持続可能な社会の実現に向けた「サステナビリティ宣言2030」を策定し、企業としての目指す姿を明確化。これにより、従業員一人ひとりが自身の業務と社会課題解決を結びつけ、価値の創出に貢献しています。
今後も日立ハイテクは、さまざまな事業を通じてサステナビリティの強化を進め、気候変動対策をはじめとする重要な社会課題の解決に取り組む意向を表明しています。
日立ハイテクのビジョンと社会貢献
日立ハイテクは、持続可能な地球環境と健康で安全な社会の実現を目指し、「知る力で、世界を、未来を変えていく」という企業ビジョンのもと、医療機器や半導体製造装置など、さまざまな分野で最先端の技術とサービスを提供しています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現へ向けた貢献を続けていく方針です。
詳細については日立ハイテクの公式ウェブサイトをご覧ください。