阪神甲子園球場でのカーボン・オフセット試合開催
今年の夏、阪神甲子園球場で行われる阪神タイガースの主催試合で、特別な取り組みが行われます。コトブキシーティング株式会社と日本GXグループ株式会社が協力し、合計9試合で排出されるCO2をオフセットする「カーボン・オフセット試合」の取り組みです。このイベントは、地球環境を考慮した持続可能な社会の実現を目指しています。
取り組みの背景
このカーボン・オフセットの試合は、2023年7月に阪神甲子園球場で開催される9試合で実施されます。特に空調設備やその他の施設の稼働によってCO2排出が多くなるこの時期に対策を講じることが目的です。阪神甲子園球場は今年度から「電気使用における実質再エネ100%」を実現していますが、試合の日にはガスや水道の使用、廃棄物処理などが伴い、環境負荷が高まります。
KOSHIEN“eco”Challengeとは
阪神甲子園球場では「KOSHIEN“eco”Challenge」が設けられ、地元住民やファンの皆さんと環境問題に取り組むことを目的としています。今回のカーボン・オフセットもその一環として位置付けられています。これまでの取り組みを受け継ぎ、5回目の開催となります。試合を通じて排出されるCO2約200tをオフセットすることを目指します。
参加方法とPR活動
試合開催中には、阪神電車の各駅で自動放送や球場のビジョンを通じて、KOSHIEN“eco”Challenge PR大使である近本選手が登場します。彼のメッセージを通じて、ファンの皆さんにカーボンオフセットの重要性を伝え、環境問題への意識を高めることが狙いです。
この取り組みに参加することで、観客も地球温暖化防止に貢献することができます。試合会場でのゴミの分別、リサイクル活動など、日常生活でも実践できるエコな行動を広めていきましょう。
コトブキシーティングと日本GXの役割
コトブキシーティングは、安全で高品質なイスづくりを通じて、環境に配慮した取り組みを行っています。創業から110年、リデュース、リユース、リサイクルを基盤とし、環境に優しい製品の提供を目指しています。一方、日本GXグループは、法人向けのカーボンクレジット取引所「JCX」と個人向けの「JCX Mobile」を運営し、脱炭素社会の実現に向けた活動を展開しています。これらの企業が連携することで、地域と共に環境保全に取り組む姿勢を示しています。
未来に向けて
阪神甲子園球場でのカーボン・オフセット試合は、球場を訪れるすべての人々にとっての重要なイベントです。この取り組みを通じて、少しでも多くの人々が環境問題に目を向け、行動を起こすきっかけとなることを願っています。これからも、阪神タイガース、コトブキシーティング、日本GXグループは、地域社会とともに環境保護に努めてまいります。
さらに他の地域でも持続可能な活動を運営し、実際に行動がもたらす影響を実感できる環境を整えていくことで、未来の世代に誇れる地球を残していけるよう努力していきます。