草森秀一の美術画集がついに発売!
2025年2月21日、アニメーション美術監督・草森秀一の初の作品集『草森秀一アニメーション美術画集』が発売されます。この書籍は、彼の40年にわたるアニメーション美術の集大成であり、特にSFやファンタジーの世界をリアリティ豊かに描いた作品群が収められています。
草森秀一は、1980年代から数々のアニメーション作品の背景美術を手掛けており、有名な作品としては士郎正宗原作の『イノセンス』や、大友克洋脚本の『メトロポリス』、そしてCLAMP原作の『X-エックス- 劇場版』が挙げられます。これらの作品では現実の風景ではなく、架空の世界を力強く表現し、観客を未知の世界へと誘っています。
本書には、草森氏が手掛けた美術が多数掲載されており、例えば『PSYCHO-PASS サイコパス』や『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』など、他にも『機動警察パトレイバー 劇場版』や『ディバインゲート』、さらには小説の装画なども収録されています。また、書籍内には新たに描き下ろされたオリジナル作品も含まれており、草森氏の独自の視点やスタイルを余すところなく堪能できます。
草森秀一の影響力
草森氏は映画やドラマだけでなく、イラストや小説の装画など、幅広いジャンルでその才能を発揮しています。特に小説においては、森見登美彦の『有頂天家族』や乙一の『銃とチョコレート』の装画も手掛けた実績があります。そのため、彼の作品は視覚的だけでなく、物語性をも重視したアプローチが特徴的です。
本書の収録作品
- - 『イノセンス』
- - 『メトロポリス』
- - 「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ
- - 『X-エックス- 劇場版』
- - 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
- - 『Infini-T Force(インフィニティ フォース)』
- - 『機動警察パトレイバー 劇場版』
- - さらに他にも多くの作品が収録されています。
書籍概要
『草森秀一アニメーション美術画集』は、パイインターナショナルから発行される予定で、B5横サイズ、384ページのフルカラーで構成されています。定価は本体価格5500円(税別)です。
草森秀一の描く美しい風景と豊かな世界観を詰め込んだこの画集は、アニメーションファンやアート愛好者にとって見逃せない一冊となるでしょう。アニメーション美術の奥深さを感じることができる貴重な機会です。
◆書籍情報は
こちらからご覧いただけます。
この秋、草森秀一のクリエイティブな旅の一端を手に入れ、未知のアニメーションの世界を探索してみてはいかがでしょうか。