大上教授が語る犯罪心理学と防犯ボランティア
2023年6月28日、福岡大学人文学部文化学科の大上渉教授が、大分県で開催される九州ブロック防犯ボランティアフォーラムでの講演を行います。このフォーラムは、警察庁と九州管区警察局が主催し、防犯ボランティア団体の士気向上や活動の活性化を目指しています。
防犯ボランティアフォーラムの目的
フォーラムでは、各防犯ボランティア団体がこれまでの取り組みを発表し、ディスカッションを通じて意見交換を行います。防犯活動は地域の安全を守る重要な役割を担っており、参加者同士が経験や情報を共有することで、より効果的な防止策を見つけるための場となります。
大上渉教授の専門分野
大上教授は、認知心理学と犯罪心理学の専門家であり、特に犯罪捜査に役立つ捜査心理学を研究しています。犯罪者の目線から防犯の戦略を考えることで、地域社会がどのように犯罪を防ぎ、安心して暮らせる環境を作ることができるかを深く掘り下げて講演します。彼の知見は、参加者にとって貴重な視点を提供し、防犯活動の理解を一層深めることが期待されています。
学生防犯ボランティア「ななくま元気にするっ隊」
特筆すべきは、福岡大学の学生防犯ボランティア団体「ななくま元気にするっ隊」がフォーラムでの発表に登壇することです。この団体は2010年に設立され、地域の防犯パトロールや小学生向けの防犯教室、大学周辺や天神・大名地区の清掃活動など、多岐にわたる防犯活動を行ってきました。その取り組みは地域貢献を目指したもので、多くの市民から支持を受けています。
フォーラムの詳細
防犯ボランティアフォーラムは、以下の概要で実施されます。
- - 日付: 6月28日(土)13:00~16:30
- - 会場: ホルトホール大分(大分市金池南1丁目5-1)
- - 参加対象: 防犯ボランティアを行う団体や個人、関連企業及び警察担当者
- - プログラム: 警察局の挨拶、取り組み発表、リーダー講演、「犯罪予防は『心理戦』」などのセッション、感謝状贈呈・記念撮影
参加する意義
参加者は単に知識を得るだけではなく、他の団体とのネットワークを築く機会にも恵まれます。また、犯罪予防の取り組みをさらに進化させるための実践的な情報やアイデアを交換できる貴重な場となることでしょう。地域社会の安心・安全を維持するためには、こうした交流や協力が重要です。
まとめ
大上教授の講演と参加団体の活動発表を通じて、防犯ボランティアの役割や重要性がより深く理解できることを期待しています。フォーラムに参加することで、地域の防犯活動に対する意識が高まり、助け合う精神が芽生えることでしょう。興味を持たれた方はぜひ参加してください。