TOEFLテストの新しい試験形式について
Educational Testing Service(ETS)は、TOEFL®テストの受験者の体験を向上させるため、いくつかの重要な変更を発表しました。主な変更点は、テストの所要時間が従来の30分短縮され、3時間になる点です。これにより、受験者はより効率的に試験を受けることができるようになります。
リーディング、リスニング、スピーキングの変更
リーディング、リスニング、スピーキングの各セクションにおいて、設問数が減少しますが、テスト形式や設問の内容には変更はありません。この改正により、受験者にとって一層集中しやすい環境が提供されることが期待されます。もちろん、TOEFLテストは公平性と信頼性を保持し続けることが保証されています。
MyBest™スコアの導入
新たに導入されるMyBest™スコアは、受験者が過去2年間に取得したTOEFL iBTスコアのうち、各セクションでの最高スコアをまとめたものです。これにより、受験者は入学審査を行う機関に、自身の英語能力をより効果的にアピールすることができるようになります。この新しいスコア表示が、2019年8月1日以降の全てのTOEFL iBTスコアレポートに自動的に含まれることもポイントです。
受験者のニーズへの対応
TOEFLの利用機関や団体が、複数回受験した際のセクション別の最高スコアを認めるケースが増えていることが背景にあります。このニーズに応えるための改正が、学生のテスト体験を大きく向上させるとともに、入試担当者にとっても、優れた候補者を確保しやすくなる利点があります。
新しい申込方法とアカウント管理
さらに、ETSは新しい申込方法とアカウント管理システムも導入しました。この新システムにより、申込プロセスが効率化され、テストに向けた準備や情報へのアクセスがよりスムーズになります。受験者は自身のアカウントを通じて、必要な情報を簡単に入手でき、より自信を持ってトレーニングに励むことができるでしょう。
詳細情報の確認
TOEFLテストに関する最新の情報や変更点の詳細は、ETSの公式サイト(
こちら)で確認できます。日本国内でのTOEFLテストの活用や準備についての情報は、各種リンクから手に入れることができます。
TOEFLテストとは
TOEFLテストは、世界150以上の国で10,000を超える教育機関に導入されている、学術的な英語スキルを測るテストです。特にアメリカやカナダ、オーストラリアなどの大学で広く受け入れられており、公平で信頼性の高い評価を提供しています。
ETSは非営利団体として、教育の質と公正性の向上を目的に様々なテストを開発しており、TOEFL以外にもTOEICやGREなど、多彩な試験を手掛けています。意欲的な学生や教育機関に価値あるサービスを提供することで、教育の向上に寄与しています。