キスケ株式会社が創り上げた遊びの歴史と未来への挑戦

愛媛県松山市を本拠地とするキスケ株式会社は、1952年の創業以来、70年以上にわたり地域の人々と共に「遊び」をテーマに様々なエンターテインメントを展開してきました。その歴史は、パチンコ店「サンスリー」のオープンから始まり、時代と共に進化を遂げています。この特集では、キスケの歩みを振り返り、地域に根ざした遊びの文化を紹介します。

1952年〜1980年代: 遊びの原点の確立

キスケの歴史は1952年、今治の商店街にオープンしたパチンコ「サンスリー」から始まります。音を奏でる玉や笑い声で溢れるその場所は、地元の人々が集う娯楽の場となりました。1980年代に入ると、アイススケート場やボウリング場といった新しい娯楽施設が次々と開設され、地域の社交場として多くの人々に親しまれていきます。

特に1966年に開設されたアイススケート場は、若者だけでなく大人にも愛され、厳しい東京オリンピックの影響を受けた地域の冬の社交場となりました。また、1970年に誕生した「キスケボウル」は、四国で最大級の規模を誇り、会社帰りや休日に人々が集まる人気スポットとなります。

1990年代〜2000年代: カラオケの全盛期

1990年代には、カラオケブームが日本全国を席巻します。その中で誕生した「キスケカラオケクラブ WAO」は最新の機材を揃え、幅広い世代から支持を集めました。その後2001年には、パチンコ、カラオケ、温泉などが一体化した「キスケBOX」が登場し、地域のエンタメ集約地としての役割を果たします。

特に、温泉「キスケの湯」は道後温泉に匹敵する人気を誇り、年間約50万人を超える来場者を迎える四国を代表する名湯になっています。
このように、キスケは常に時代に即した新しい遊びを提供し、楽しんでもらえる場所を作り続けています。

2010年代以降: 新たな挑戦と多角化

2016年以降、キスケはさらなる進化を遂げます。「伊予の湯治場喜助の湯」や「キスケKIT」、子ども向けの「KIT PLAY」、麻雀を新しい形で楽しめる「KIT JAO」などを展開し、多様なニーズに応える取り組みを開始しました。また、2022年には全国展開する菓子チェーン「シャトレーゼ」のフランチャイズにも参入し、大きな成長を遂げています。

2024年には「SAUNA＆SPA HOTEL 喜助の宿」がオープン予定で、サウナの新しい形を提案する宿泊体験が注目されています。これにより、キスケは遊びの進化を体現し続け、地域の人々に新しい価値を提供できているのです。