子どもの入院時に家族が笑顔を忘れない社会を目指して
子どもの病気や入院は、家族にとって非常に辛い出来事です。その中でも、付き添う親は特に大きな負担を抱えています。そうした中で、株式会社PoliPoliが「山本正喜ポリシー基金」を設立し、認定NPO法人キープ・スマイリングに寄付を行うことが発表されました。この取り組みは、入院中の子どもとその家族が少しでも笑顔を取り戻せる社会を築くことを目指しています。
山本正喜ポリシー基金とは
「山本正喜ポリシー基金」は、株式会社PoliPoliの『Policy Fund』の一環として設立された寄付基金です。寄付者である㈱kubellの代表取締役CEO、山本正喜氏の個人的な活動から生まれたこの基金は、教育や少子化、地方創生、貧困、女性活躍といった社会課題への解決を目指し、政策提言を行う団体を支援します。
「この状況を変えたい」という思いから、光原ゆき氏が理事長を務めるキープ・スマイリングが選ばれました。山本氏は、親の無償のケアに過度に依存する現行の制度が、実態に合っていないと指摘し、政策からの改革を目指しています。入院中も家族が笑顔でいることができる社会の実現に向け、共に活動していく姿勢を示しています。
キープ・スマイリングの活動
キープ・スマイリングは、2014年に設立されたNPO法人で、入院中の子どもに付き添う家族の支援を目的としています。具体的には、生活や衛生用品、食品などの物資支援、付き添い家族への食事提供、情報提供サイトの運営を通じて知恵を共有し、さらには調査や政策提言を行っています。
これまでに、累計で2万件を超える物資支援や1万食の提供を実施してきました。診療報酬改定や国の付き添い環境改善事業の創設にも寄与しており、現場支援だけでなく制度改革にも取り組む姿勢が評価されています。
家族の笑顔を守るための挑戦
「ひとりの付き添いを、みんなの寄り添いに」というスローガンのもと、子どもとその家族が、医療機関や地域、社会全体から支えられる仕組みを目指しています。光原理事長は、付き添い入院を支える制度改革には、国家や自治体への働きかけが不可欠だと強調し、今後も活動を続ける意向を示しています。
このような取り組みに対して寄付を行いたい方、またその詳細を知りたい方は、株式会社PoliPoliの『Policy Fund』事務局まで気軽に問い合わせてみてください。
会社概要
株式会社PoliPoliは、東京都千代田区に本社を置き、伊藤和真氏が代表を務めています。2018年に設立され、新しい政治・行政の仕組みを作り、世界の人々の幸せな暮らしに貢献することを理念としています。また、政治に対する声を届けるためのウェブサイトや、政策情報メディアの運営、地方課題解決のためのプロジェクトなど、多岐にわたる事業を展開しています。
このような背景を持つ「山本正喜ポリシー基金」とキープ・スマイリングの協力により、少しでも多くの家族が笑顔を取り戻せる社会が実現されることを期待しています。