コンタクトレンズと眼科受診
2024-09-10 20:37:14

若年層におけるコンタクトレンズ利用実態と眼科受診の重要性

若年層におけるコンタクトレンズ利用実態と眼科受診の重要性



一般社団法人日本コンタクトレンズ協会(JCLA)が実施した調査によると、若年層のコンタクトレンズ(以下、CL)ユーザーの眼科受診状況には深刻な課題が浮き彫りになっています。特に、10代や20代のカラーCLユーザーの約90%以上が、購入時に眼科を受診していないという alarmingな結果が出ています。これによって、目の健康を害するリスクが高まっていることが懸念されています。

若年層の眼科受診の実態



調査によれば、若年層の10代では約25.5%が一度も眼科を受診したことがなく、さらに21.5%が初めての購入時のみ受診し、その後は訪れていないという結果が出ました。特に10代の女性では、購入時に眼科を受診する割合は6%にとどまり、厳しい現状です。このような状況は、眼科での専門的なアドバイスを受ける機会が減少しており、長期的な視野健康に影響を及ぼす可能性があります。

使用コンプライアンスの低下



扱い方に問題を抱える男子CLユーザーのうち、眼障害を発症した割合は10.8%に達し、女性ユーザーの4.8%と比べて高い数値です。レンズの不適切な使い方や、他人とのレンズの貸し借り、洗浄剤の不適切な使用などがその一因です。使用コンプライアンスも低下しており、特に男性ユーザーの違反行為は上昇傾向にあります。

非対面販売の影響



最近では、インターネットやディスカウントストアでのCL購入が簡単になったことが影響していると言われています。非対面の販売は、眼科受診の推奨を受ける機会が減少するため、購買後のケアが行き届いていません。結果として、購入後の眼科訪問をしない人が増え、正しい使用法を学ぶことが難しくなっています。

専門家からの警鐘



川崎市立多摩病院眼科部長の松澤亜紀子先生は、「眼科を受診しないことで、急性の症状や不可逆的な視力障害が発生するリスクが高まる」と警告しています。眼科医のアドバイスを受けることは、目に与えるリスクを軽減するために非常に重要です。

啓発活動の必要性



様々なメディアプラットフォームを通じて、特に若年層に対する啓発活動が求められています。JCLAは、 TikTokやYouTubeを活用したキャンペーンを計画し、定期的な眼科受診の重要性を訴えています。これにより、正しい知識を広め、CLの適切な使用を促進することが目的とされています。

まとめ



コンタクトレンズは便利な視力補正アイテムですが、その使用には注意が必要です。特に若年層において、定期的な眼科受診を通じて適切な使用を心掛けることが、目の健康を保つためには欠かせません。コンタクトレンズの日や目の愛護デーを機に、利用者が正しい知識と習慣を持つことが重要になってきます。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会
住所
東京都文京区本郷3-15-9SWTビル8F
電話番号
03-5802-5361

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