新理事に福田かおり氏が就任、NCAの未来を担う第7期社員総会

一般社団法人日本シーサート協議会の新たな一歩

2025年6月18日、水曜日、一般社団法人日本シーサート協議会（NCA）では、未来への指針を打ち出す重要な第7期社員総会が開催されました。開催地はビジョンセンター東京京橋で、参加者はハイブリッド形式で集まりました。会議では、福田かおり氏が新任理事に選ばれ、今後の活動に大きな期待が寄せられています。

福田かおり氏の経歴と業績

福田氏は、DNV-SIRTという企業の一員として、豊富な経験を持っています。彼女は2014年にダイハツ工業株式会社において、セキュリティ事故対応チーム（CSIRT）を設立し、プライバシー保護や製品セキュリティの強化に寄与してきました。現在もコンサルタントとしての活動を纏う中、NCAにおいてはお悩み相談室やPSIRTワーキンググループ、工場セキュリティワーキンググループの主査を務めるなど、自動車産業のサイバーセキュリティに関する専門知識を活かし、幅広い分野に取り組んでいます。

継続の理事メンバー

新たに迎え入れられた福田氏とともに、理事長北村達也氏（SBT-CSIRT／SBテクノロジー株式会社）を始め、様々な分野から優れた理事たちが揃っています。副理事長の齋藤衛氏（IIJ-SECT／株式会社インターネットイニシアティブ）、寺田真敏氏（HIRT／株式会社日立製作所）、理事の中島一樹氏（TMC-SIRT／株式会社トヨタシステムズ）や杉浦芳樹氏（IL-CSIRT／株式会社NTTデータ先端技術）、そして大河内智秀氏（PIRATES／東京海上ディーアール株式会社）と、多彩な専門家が集結し、組織全体の強化を図っています。

NCAの目指すべき方向性

NCAは、シーサート同士の連携を強化し、セキュリティ基盤を向上させることを目指しています。近年ではサイバーセキュリティの重要性が高まり、これを社会全体で取り組むべき課題と捉えています。特に、自動車産業を中心に重点を置き、サプライチェーン全体のセキュリティレベル向上を進めるとともに、都市部だけでなく、地方の企業への展開も計画しています。

2025年度には、2030年までに1,000チームの加盟を目指しており、その実現に向けた運営基盤を強化する方針です。各地域でのワーキンググループやワークショップの開催を促進し、より多くの企業が参加できる環境を整えています。

社員総会の詳細

この度の社員総会は、次のような概要で行われました。

- 日時: 2025年6月18日（水）14:00 - 17:00
- 会場: ビジョンセンター東京京橋

結論

NCAが未来を見据えて掲げた目標は、サイバーセキュリティの強化だけでなく、全社会の発展を促進するものです。新任理事福田かおり氏の加入により、活動がより一層充実し、セキュリティの重要性を広めていくことでしょう。社団法人の活動は、一時的なものではなく、持続可能な発展を遂げる教育的なプロセスと認識されています。今後もさまざまな取り組みを通じて、NCAは一層の発展を続けていくことが期待されます。