時代劇の聖域
2025-07-14 11:19:52

京都を舞台にした時代劇撮影所の魅力を深掘りした新書発売

映画の聖地を巡る旅



2025年7月18日、時代劇の壮大な世界観を支える撮影所の内側を伝える『京都撮影所案内』が、著者の高鳥都によって発刊されます。この本は、京都の映画製作の中心地である東映や松竹の撮影所を徹底取材し、貴重な写真やインタビューを通して、時代劇を支える人々の姿を映し出しています。

二大巨頭の撮影所を網羅



著書では、松竹撮影所から始まり、登場するのは嵯峨映画や東和美粧、髙津商会の三つの映像制作会社、そして有名な東映京都撮影所と東映太秦映画村へと続きます。これらは、いずれも日本の時代劇の歴史を語る上で欠かせない重要な場所です。

特に、東映太秦映画村は一般公開されている数少ない施設の一つであり、時代劇のオープンセットをテーマにしたユニークなテーマパークとして、多くの映画ファンを惹きつけています。そこでは、特撮やアニメのキャラクターたちと触れ合うことができる工夫も盛り込まれており、訪れた人々に深い感動を与えられる場所として名を馳せています。

現場感とインタビューに満ちた内容



本書の魅力は、高鳥都がカメラを手に入れた撮影所のリアルな姿を捉えた豊富な写真にあります。そのため、普段は見られない撮影現場の風景が収められており、まるでその場にいるかのような没入感を味わえます。さらに、関係者へのインタビューも計22名収録されており、制作の舞台裏や演技の裏側についての貴重な話を知ることができます。

時代劇の歴史を振り返る



後半部分では、「日本のハリウッド・京都」という章を設け、1910年から現在に至るまでの撮影所の変遷を詳細にまとめています。多くの映画人が関与してきたこの地域の歴史を知ることで、読者は時代劇の魅力をより深く理解できるでしょう。

高鳥都は、過去に必殺シリーズに関する書籍や、多くのインタビュー記事を執筆してきました。そのため、本書もまた信頼のおける資料として、映画関連の研究者やファンにとって必携の一冊となることでしょう。

新しい試みと記念イベント



東映太秦映画村は2025年11月1日に、開業50周年を迎えます。これに際し、大規模なリニューアルプロジェクトが進行中で、次の50年への新たなスタートを切るための準備が着実に進められています。また、夏には「太秦祭魂~Soul Of Uzumasa Matsuri」というフェスティバルも予定されており、地域の活性化が期待されています。

このように、時代劇の聖域である京都の撮影所や映画村の魅力を凝縮した『京都撮影所案内』は、映画ファンのみならず、多くの人々に楽しんでもらえる内容となっていることでしょう。

ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
株式会社インプレスホールディングス
住所
東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビルディング
電話番号
03-6837-5000

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