EDI分野の協業
2025-05-27 10:29:25

キヤノンITSとNTTデータが提携、EDI分野の安全性を向上

キヤノンITSとNTTデータが企業間EDI分野で提携



2023年、キヤノンITソリューションズ株式会社(通称:キヤノンITS)と株式会社NTTデータが、企業間電子データ交換(EDI)の安全性を向上させるための協業を発表しました。この提携により、両社は「EDI-Master」シリーズとNTTデータが提供する「AnserDATAPORT+C®」を連携させ、よりセキュアで効率的なデータ交換を実現します。

背景



近年、業務のデジタル化が加速する中で、企業間のデータ交換がますます重要な役割を果たしています。インターネット回線を用いたEDIの普及に伴い、企業のセキュリティポリシーの強化や、取扱うデータの重要性から、より高いセキュリティレベルが必要とされています。

そこで、NTTデータが提供する「AnserDATAPORT+C」は、厳格なデータ管理が求められる金融機関向けのサービスを、企業間のデータ交換にも拡大して提供するものです。この度の協業で、キヤノンITSの「EDI-Masterシリーズ」と「AnserDATAPORT+C」を組み合わせることで、従来のインターネットEDIに対し、閉域網を利用したより安全なデータ交換が可能となります。

協業の概要



この協業によって、「AnserDATAPORT+C」を利用する企業は、親企業と子企業の関係を持つことが想定されています。親企業が「AnserDATAPORT+C」を通じて子企業にサービスを提供することで、親子間のセキュアな通信が実現されます。

  • - 親企業
親企業は、安定した通信環境を提供する「EDI-Master」を活用し、EDIシステムの構築から運用支援までサポートします。豊富な実績と経験を基に、EDIシステムの全般を網羅的にサポートします。

  • - 子企業
子企業は、クラウド型のEDIサービス「EDI-Master Cloud」を利用することで、自社で専用回線を用意することなく、「AnserDATAPORT+C」に接続できます。これにより、EDIシステムの導入障壁が低くなります。

つまり、親企業から子企業へのサービス展開も含めた総合的なサポートが行われ、結果としてセキュアな企業間EDIの実現に寄与します。

EDIシステムの展望



キヤノンITSは、今回の協業を通じて、さまざまな業種や規模に対応したセキュアなEDIシステムの構築を支援するとともに、NTTデータとの連携をさらに強化することで、企業が安心してデータ交換を行える環境を提供していきます。

AnserDATAPORT+Cについて



「AnserDATAPORT+C」は、Connecure回線を利用した閉域ネットワーク上で、企業間のセキュアなファイル伝送を実現するサービスです。金融機関との通信に限らず、幅広い企業間でのファイルの送受信が可能です。
AnserDATAPORT+Cの詳細

EDI-Master Cloudについて



「EDI-Master Cloud」は、マイクロサービスアーキテクチャやコンテナ技術を活用したクラウドネイティブなEDIサービスで、高い可用性やスケーラビリティを備えています。サーバー不要でクラウド上でEDI機能を利用できるのに加えて、EDI業務運用サービスも提供されています。
EDI-Master Cloudの詳細

EDI-Masterの特徴



「EDI-Master」は、さまざまな業種で利用可能なトータルソリューションで、小規模から大規模まで対応しています。標準プロトコルにも対応しており、スムーズなデータ交換を実現します。
EDI-Masterの詳細

今回の協業による進化したEDIシステムは、これからのビジネス環境において、企業が安心してデータを交換できることに大きく寄与することでしょう。


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会社情報

会社名
キヤノンITソリューションズ株式会社
住所
東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー
電話番号
03-6701-3300

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