再生可能エネルギーの供給に寄与する系統用蓄電所の契約締結

株式会社ウエストホールディングスとその子会社であるウエストエネルギーソリューションは、三井住友ファイナンス＆リース株式会社の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社に対して、系統用蓄電所二カ所の売買契約を締結したことを発表しました。

この蓄電所は、山口県長門市と熊本県下益城郡美里町に位置し、それぞれ2025年10月と11月に運転を開始する予定です。両施設は送配電網に直結しており、時間に応じた充放電を行うことで、天候や時間に影響されずに再生可能エネルギーを安定供給することを目的としています。また、電力需給のバランスを取るための重要な役割も果たすことになります。

SMFLみらいパートナーズとウエストエネルギーソリューションによる今回の契約は、今後の小規模太陽光発電所の開発といった太陽光発電事業での協力の第一歩として位置づけられています。両社は、特別高圧系統用の蓄電池事業でのコラボレーションを進めていく考えです。この取り組みを通して、より安定した電力系統の確立と再生可能エネルギーの拡大に寄与することを目指しています。

SMFLグループは、再生可能エネルギーや省エネ機器への投資を多様なファイナンスサービスを通じてサポートしています。太陽光発電やバイオマス、水力といった再生可能エネルギー事業を通じて、CO2フリーの電力供給を推進しています。さらに脱炭素を目指す企業に対して、包括的なサポートを提供することにも注力しています。

一方、ウエストホールディングスは「ウエストグループのカーボンニュートラルビジョン2025」というビジョンのもと、300万kWの再エネ電源の拡充を目指しています。国内外での太陽光発電所の開発と、メガソーラーの再生事業に注力し、全球での脱炭素を促進しています。ウエストHDは今後もエネルギーソリューションを推進し、CO2排出量の削減に取り組んでいくとしています。