ジュエリーブランドTOCT、COOL JAPAN AWARD 2025インバウンド部門を受賞

COOL JAPAN AWARD 2025を受賞したTOCT

ジュエリーブランドのTOCT（トクト）が、名誉ある「COOL JAPAN AWARD 2025」のインバウンド部門で受賞を果たしました。この表彰式は、2025年9月3日に大阪の関西万博「フェスティバル・ステーション」で開催され、各国からの来場者の前で栄誉を受けました。

COOL JAPAN AWARDとは？

「COOL JAPAN AWARD」とは、国外からの視点で日本の「クール」な文化を発掘・認定するための国際アワードです。この賞は観光資源や文化、商品・サービスなど、さまざまな分野からその内容を選出し、国内外への発信を促すことを目的としています。今回の受賞は、2019年以来6年ぶりに開催されたもので、418件の応募から厳選なる審査を経て、46件が受賞対象として選ばれました。

TOCTの魅力とその背景

TOCTは、日本の伝統技法「金継ぎ」にインスパイアを受けたジュエリーブランドです。このブランドの特徴は「壊れたものを単に元に戻すのではなく、傷を美しく見せ、物語として昇華させる」という金継ぎの哲学を現代ジュエリーに落とし込んでいる点にあります。「文化を纏う」という新たな価値観を提案し、国内職人の手による受注生産のジュエリーを展開しています。このアプローチにより、使い捨てのものづくりから脱却し、伝統と現代をつなぐ革新的なデザインで、日本の美意識を国内外に向けて発信しています。

今後の展望とビジョン

TOCTは、受賞を新たな挑戦のスタートとし、「日本文化を世界へ」とのビジョンを明確に掲げています。ジュエリーは言葉を越えて想いを届ける手段のひとつと捉え、伝統工芸を通じて文化への共感を育む体験を、グローバルに広げていく計画です。この活動を通じて、日本人自身が自国の美意識に気づき、誇りを持つきっかけを提供できることを目指しています。

文化購入制度の導入

さらに、TOCTは「文化購入」制度を導入し、商品の売上の一部が日本の伝統文化の保全と支援につながるシステムを確立しています。この取り組みにより、“自分の選択が文化を守る力になる”という価値の循環を作り出し、社会全体で文化を支えることを目指しています。

TOCTのジュエリーは、ただの装飾品ではなく、文化の象徴としての役割を果たしています。これからの活動に期待が高まり、TOCTが日本の文化を世界に発信していく姿を見守りたいですね。

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