フィジーの環境保護
2024-04-22 14:00:02
フィジーの観光と環境保護:サステナブルな取り組みが加速
フィジー:観光と環境保護の両立
南太平洋に浮かぶ楽園、フィジー諸島。その美しい自然と豊かな文化は、世界中から観光客を魅了しています。しかし近年、地球温暖化や海洋汚染など、環境問題が深刻化。フィジー政府観光局は、観光業の発展と環境保全の両立を目指し、積極的な取り組みを進めています。
多様な環境保護プロジェクト
1. ビーチクリーンアップ: フィジー政府観光局、ノルウェージャン・クルーズ・ライン、そして海洋保全団体「Take 3 for the Sea」が協力し、ビチレブ島ナンディ近郊のワイロアロアビーチでビーチクリーンアップを実施。観光関係者、地元住民、観光客など65名以上が参加し、大量のゴミとプラスチックごみを回収しました。
2. サンゴ礁遺伝子バンクの設立: フィジー政府観光局とサンゴ礁保全団体「Counting Coral」は、ボモ島にサンゴ礁遺伝子バンクを設立。500種類以上のサンゴの遺伝子を保存し、将来的なサンゴ礁の回復と保護に役立てます。フィジー副首相兼観光・民間航空大臣も出席した除幕式は、この取り組みへの大きな期待を示しています。
3. エコロジーリゾートの先進事例:
Cloud9: ママヌザ諸島にある水上バー「Cloud9」は、太陽光発電のみで運営される環境配慮型施設。海洋保護活動にも積極的に取り組み、廃棄物は一切海に排出せず、陸で処理しています。
アウトリガー・フィジー・ビーチ・リゾート、キャストアウェイ・アイランド・フィジー: 「OZONE」という環境保全プログラムを通して、宿泊客と共にサンゴ礁の植え付けを実施。これまでにサッカー場100面分に相当する広さのサンゴ礁を再生しました。
シャングリ・ラ・ヤヌザ・アイランド・フィジー: サンゴ礁保護活動の一環として、宿泊客が参加できるフィッシュハウス制作を実施。サンゴ礁の生育を促進し、海洋環境保護に貢献しています。
トレジャー・アイランド・フィジー: 海洋保護区に指定されたビーチでは、ウミガメの産卵と孵化が行われ、絶滅危惧種のウミガメの保護活動が実施されています。
ボモ・アイランド・リゾート: ママヌザ環境協会(MES)の一員として、プラスチック削減やアメニティの環境配慮型への転換に取り組んでいます。また、「Counting Coral」と連携したサンゴ礁遺伝子バンクにも参加しています。
リクリク・ラグーン・リゾート・フィジー: マロロ島にあるこのリゾートは、絶滅危惧種のフィジー・クレステッド・イグアナの保護活動を行っています。リゾート内にはイグアナ保護区があり、宿泊客は保護活動の様子を見学できます。
* ココモ・プライベートアイランド・フィジー: マンタの行動範囲調査や保護活動に資金を提供し、宿泊客向けの「マンタ養子プログラム」を実施。マンタの保護に貢献しています。
フィジー政府観光局の取り組み
フィジー政府観光局は、「幸せあふれるフィジー」をブランドメッセージに掲げ、自然、アドベンチャー、文化体験など、フィジーの魅力を発信。持続可能な観光を通じて、経済発展と環境保全の両立を目指しています。
未来への展望
フィジーの環境保護への取り組みは、観光業界全体に波及効果を生み出しています。環境に配慮した観光が、新たな観光客の誘致に繋がり、地域経済の活性化にも貢献すると期待されています。これからも、フィジーは自然と共生する持続可能な観光モデルを世界に示し続けるでしょう。
会社情報
- 会社名
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フィジー政府観光局
- 住所
- 東京都港区元赤坂1-2-7赤坂Kタワー4階
- 電話番号
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