無人自販機「スマリテ」
2021-01-15 17:35:45

AI搭載無人キャッシュレス自販機「スマリテ」の実証実験開始

AI搭載の無人キャッシュレス自販機「スマリテ」が実証実験をスタート



近年、テクノロジーの進化により、買い物のスタイルも大きく変わりつつあります。その一環として、サッポロ不動産開発株式会社が導入したAI搭載型無人キャッシュレス自販機「スマリテ」が注目されています。このシステムは、ユーザーがスマートフォンにダウンロードしたアプリ「スマリテ」を使用し、キャッシュレス決済を通じて商品を購入できる新しい形態の自販機を提供します。

利用の流れ



利用方法は非常にシンプルです。まず、ユーザーは「スマリテ」アプリをスマホにインストールし、決済アプリと連携させます。その後、ショーケースに表示されているQRコードをスキャンすることで、自動的に電子錠が解除される仕組みです。このシステムにより、商品を取り出した後はドアを閉じるだけで、商品の識別から決済までが自動で行われます。これまでの自販機では体験できなかった、ストレスフリーな買い物が実現されます。

システムの特徴



この無人販売機は、クラウドサービスを利用することで、販売状況や在庫情報をリアルタイムで収集し、ユーザーの購買データをもとに消費動向分析を行うことが可能です。AIとRFID技術を組み合わせることで、運営者は在庫管理やプライスコントロール、温度管理(HACCP対応)を行うことができ、運用のランニングコストもほぼゼロに抑えることができます。このように、優れた技術を活用することで、高品質な商品を手頃な価格で提供することができます。

さらに、このシステムは食品ロスの削減や、持続可能な経済発展に貢献する目標を持っています。無人化の運営によって、従来の小売業と比較してランニングコストを大幅に削減することができ、企業や地方経済にとっても大きな利点となります。

実証実験の詳細



今回の実証実験は、シェア型賃貸住宅「シェビア恵比寿」にて行われます。この賃貸物件の共有スペースに「スマリテ」を設置し、どのような利用状況や販売動向が見られるかを分析します。実験期間は1月15日から3月31日までとなっており、日常生活の質を向上させるための新たな小売形態を検証します。

この実証実験は、ゴールデンバーグ株式会社の代表金澤秀憲氏のもとで進められています。また、管理運営は株式会社リビタが担当しており、彼らも高セキュリティなサービスを提供するアリババクラウドのサーバーを活用しています。

未来への可能性



「スマリテ」の導入は、従来の買い物体験を一新し、消費者、事業者双方に新しい価値を提供することを目指しています。特に、高齢者の買い物の不便を解消する新たな手段としての役割や、環境に優しい持続可能な経済発展への寄与が期待されます。これからの展開に注目が集まります。

まとめ



AIを駆使した無人キャッシュレス自販機「スマリテ」は、買い物の利便性や効率性を大きく向上させる可能性を秘めています。従来の買い物スタイルに新風を吹き込むこの取り組みが、今後どのように発展していくのか、期待が高まっています。

会社情報

会社名
ゴールデンバーグ株式会社
住所
中央区日本橋馬喰町1-13-12FMビル3階
電話番号
03-5847-8402

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