全日本野球協会とTOiROが手を組む新たな選手育成の試み
この度、全日本野球協会(BFJ)とTOiRO株式会社は共同で、新しい選手育成プログラムの導入を発表しました。このプログラムでは、「to-beレポート」を活用し、日本代表選手の自己理解を深めることに注力します。これは、選手自身が自らの特性を認識し、それをチーム作りや指導に役立てることを目的としています。
背景:現代のアスリート育成は技術だけでは不十分
昨今、アスリート育成においては「技術」のみならず、「自己理解」や「内面的成長」が求められています。特に若手選手にとって、自分の思考や行動特性を認識し、目標に向けて自発的に行動する力を養うことが競技力や人間力の向上の鍵です。これを踏まえ、BFJとTOiROは選手と指導者両方の特性データを基にした支援を開始しました。
新たな育成モデルの構築
トレーニング期間が限られた合宿においても、「to-beレポート」によって選手同士、さらには選手と指導者の相互理解を促進する試みがなされています。これにより、チーム全体の組織力を高めつつ、個々の選手の成長も実現するモデルが構築されています。
主な取り組み内容
- - 選手向けプログラム:選手は自分の思考や行動特性を把握し、面談やトレーニングを通じて「自分の成長に繋がる考え方・動き方」「チーム内での役割」を見出していきます。これにより、自発的に行動する力の土台を形成。
- - 指導者向けプログラム:指導者はチーム全体の特性データを活用し、選手の強みを活かすようなチーム運営や個別指導に取り組むことができます。指導者同士の情報共有も進むため、より精度の高い指導が実現します。
実施例:各世代の合宿での効果
- - 大学代表チーム:異なる特性を持つ選手が集まったチームでは、各選手に合わせた役割を認識するアプローチが有効だと判明。
- - U-12代表チーム:エネルギッシュな選手が多い中、特性に基づいた声掛けやサポートが効果的。
いずれの世代においても、to-beレポートは単なる分析ツールではなく、選手と指導者の共通理解を生み出す重要な役割を果たしています。選手は自己理解を深め、自らを発展させる行動が取れるようになり、指導者は選手に合わせた適切なアプローチを行えるようになります。
導入実績
TOiRO株式会社の技術が採用されているレベルの高い教育機関やチームには、以下が含まれます:
- - 智辯学園和歌山高等学校野球部
- - 早稲田大学米式蹴球部
- - 株式会社川崎フロンターレ
- - 渋谷教育学園渋谷中学高等学校
- - 渋谷教育学園幕張中学高等学校
さらに、育成年代では50団体以上、法人企業においても80社以上の取引実績があります。
終わりに
今後もTOiRO株式会社は全日本野球協会と連携し、選手の成長支援を続けていく計画です。この新たな育成モデルが、今後のスポーツ教育においてどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
詳細については
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