タイの人気スター・NuNewが日本デビューコンサートを成功裏に開催
「アジアの真珠」と称され、日本でも瞬く間に人気を集めるNuNewが、東京・東急歌舞伎町タワーTHEATER MILANO-Zaで初の日本単独コンサートを開催しました。本コンサートは、昼夜二回に分けて行われ、両公演ともにチケットは完売し、ファンの熱気に包まれました。
NuNewは、先月日本デビューシングル「渋谷のBARで初めてのデイト」をリリースしたばかりで、その影響もあってか、国内外から多くのファンが駆けつけました。前夜から集まるファンの姿が見受けられ、コンサート開始前から盛り上がりを見せていました。
開幕の瞬間
コンサートは、幻想的なオープニングムービーから幕を開け、暗転後に「Welcome to NuNew Concert」という文字とともに、NuNew本人が華麗な衣装で登場しました。ファンの歓声は会場を包み、ペンライトはピンクに光り輝きました。
初めの曲は『アナと雪の女王』からの「For The First Time In Forever」で、NuNewは美しいファルセットで聴衆を虜にしました。その後、「Let it go」では、その透明感ある声で圧倒し、マントをひるがえして舞う姿は圧巻でした。このセクションでは、会場全体に雪のような紙吹雪が降り注ぎ、幻想的な雰囲気を作り出しました。
ファンとのひととき
NuNewはMCの際、「こんにちは! NuNewです。ドキドキしています」と日本語で挨拶し、ファンに感謝の気持ちを伝えました。また、自身の曲「Anything」では、穏やかなメロディの中にしっかりとしたメッセージを込め、心温まるパフォーマンスを展開しました。一方で、休憩の合間にはインタビュー動画が流れ、彼の日本デビューへの思いやファンへの想いが語られ、感動の輪が広がりました。
楽曲の多様性
NuNewは、アジア各国の楽曲をカバーし、YOASOBIの「たぶん」や『鬼滅の刃』の楽曲にも挑戦しました。日本のアニメに親しんできた彼の背景が色濃く出ており、ファンも釘付けに。このような多彩なパフォーマンスは、彼が日本市場でのさらなる成長を遂げる手助けとなることでしょう。
公演の中盤では、タイでのヒットドラマ『Cutie Pie』からの楽曲が披露され、ファンは感謝の叫びを上げて大盛り上がり。NuNewが再度その空間に存在することで、愛と感動の渦中にファンは浸りました。
感動のフィナーレ
最後には、新たな夢に向かって一歩を踏み出したNuNewの強い意志が感じられるような、感動的なパフォーマンスが繰り広げられました。「愛してます」と謝意を伝えた後は、Sam Smithの「Lay Me Down」を力強く歌唱。感謝の気持ちが込められたその歌声に、多くのファンが感動の涙を流しました。
これからの展望
初の日本単独コンサートは大成功に終わり、NuNewの日本での活躍が期待されます。彼はこれからも日本とタイの架け橋として道を切り拓き、さらなる未来を目指して進んでいくことでしょう。
文:神保未来
写真:金澤正平