TIアサヒ株式会社の新たな測量サービスが始動
埼玉県さいたま市に本社を構えるTIアサヒ株式会社は、2024年9月から国内向けに新しい測量サービスを開始します。これにより、UAV(無人航空機)とレーザ測量システム、そして地上型3Dレーザスキャナを用いて、より精密な3Dカラー点群データの取得が可能になります。
計測機器の特徴
UAV・レーザ測量システムの利点
新しく導入されるUAV・レーザ測量システムは、ドローンを利用して広範囲の3次元計測データを取得します。この装置は、地上からでは確認できない高所のデータも精密に測定可能で、最大300mの距離での計測が行えます。また、一度のフル充電により、最大約21ヘクタールのエリアをカバーできるため、非常に効率的です。
地上型3Dレーザスキャナの機能
地上型3Dレーザスキャナ「Z+F IMAGER(R)5016」は、0.3mから365mまでの距離を測定できる高精度な機器です。この装置は、1秒間に最大1,100,000点のデータを収集する能力を持ち、非常に短時間で高密度な計測が行えます。バッテリー駆動時間も約5時間と、長時間の使用が可能です。
測量サービスの概要
TIアサヒのサービスは、測量、土木、建設業界からのニーズに応えて、UAVや地上型3Dレーザスキャナによる計測と、点群データの生成を一貫して提供します。
価格について
サービスの料金は、計測を行う場所の規模や時間によって変動するため、具体的な価格はお問い合わせが必要です。
事例紹介
新しい計測システムを用いた事例として、UAVによって取得された鮮明なカラー点群や、古民家の室内点群画像が紹介されています。暗い場所でも内蔵のLEDライトにより、十分な明るさでデータを取得できる点が特に評価されています。それにより、古民家の室内や地下のボックスカルバートといった、従来では測定が難しかった環境でも正確に点群データを取得しています。
TIアサヒ株式会社について
TIアサヒ株式会社は、約90年の歴史を持つ測量機メーカーである富士製作所をルーツにしており、1976年からはPENTAXブランドの下で製品を提供してきました。商業用のトータルステーション、GNSS受信機、レーザ測量システムや各種ソフトウェアまで幅広く扱っており、国内外で高い信頼性を得ています。今後も、建設現場の生産性向上に寄与するため、新たな技術開発を追求していく姿勢です。
会社概要
- - 名称: TIアサヒ株式会社
- - 所在地: 埼玉県さいたま市岩槻区上野4-3-4
- - 代表取締役: 田中 秀彦
このように、TIアサヒ株式会社が新たに展開する測量サービスは、現代のニーズに応えるための最適な解決策を提供しています。ぜひ、最新の技術を駆使した測量サービスを活用してみてはいかがでしょうか。