自分を表現する文化祭
2025-03-24 16:53:08

子どもたちが自らの個性を表現する初の文化祭開催!

自分を開放する舞台の成功



2025年2月24日、大阪府泉佐野市にある特定非営利活動法人キリンこども応援団が運営するフリースクール「キリンのとびら」で、念願の初めての文化祭が開催されました。この文化祭は「自分開放計画」と名付けられ、子どもたちが自身の個性を自由に表現することを目指しています。

子ども主体の文化祭



今回の文化祭の大きな特徴は、全てのプログラムが子どもたちによって運営されたことです。舞台に立つ演者、照明や音響を担当する裏方、さらに全体を監督する総合演出など、すべての役割を子どもたちが担い、約100名の保護者やサポーターが見守る中で実施されました。このような大胆な試みは、子どもたちが自分自身と向き合い、頼もしい成長を遂げる良い機会となりました。

文化祭の幕開けを飾ったのは、ヌンチャクと和太鼓によるパフォーマンス。迫力のある演技は観客を魅了し、司会進行を担当した小学生たちも堂々とした姿を見せました。

様々な発表を通じての仲間との絆



オープニング後は、「キリンのとびら」での経験を披露するプレゼンテーションが行われ、ゲーム「マインクラフト」を用いて子どもたちの居場所である「キリンの家」を創造した様子や、高校生が企画した宿泊施設「民泊compass」について自ら発表しました。「つらいこともある。でもキリンがいい!」と題し、中学2年生が自身の不登校の経験を語る場面では、多くの観客が胸を打たれました。

演劇「百万年ピクニック」での表現



文化祭の目玉である演劇「百万年ピクニック」は、中学生によって構成され、緊張感あふれるセリフや演技が観客を引き付けました。大道具や小道具も子どもたちの手で制作され、仲間との協力が一層深まりました。演じる側のみならず、裏方を務めた小学生たちも生き生きとしており、互いに助け合いながら力を合わせた成果が表れています。

子どもたちの感想



終演後、子どもたちからは様々な感想が寄せられました。「演じることが苦手だったけど、練習で自信がついた」「本番では仲間と一緒に頑張れた」といった声は、個々の努力と意欲を物語っています。保護者たちも、その成長を目の当たりにし、感動の涙を流していました。

文化祭の意義とこれから



キリンこども応援団の水取博隆代表は、「子どもたちが自分を表現することは簡単ではありませんが、今回の経験を通して、彼らの表情は明るく、前向きな気持ちになっています」と語りました。子どもたちにとって、特に不登校の経験を持つ者にとっては大きな挑戦に違いありませんが、この文化祭が彼らの日常に新たな自信をもたらすことが期待されます。

今回の文化祭は、子どもたち自身による、子どもたちのための素晴らしい舞台でした。子どもの持つ無限の可能性を再確認する貴重な機会となり、次回も更なる成長を見せてくれることが楽しみです。私たちは、これからもその歩みを応援していきたいと思います。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人キリンこども応援団
住所
大阪府泉佐野市若宮町9番3号
電話番号
072-429-9511

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