スパークルがKiAI社に出資
スパークル株式会社は、生成AIを活用して世界中のビジネスをサポートする株式会社KiAIに出資することを発表しました。この投資は、営業の拡大を図っている途上国や新興国市場向けの情報配信サービスに焦点を当てています。
投資の背景
スパークルは、KiAI社の「ローカル発グローバル課題解決」というビジョンに共感し、その成長に期待を寄せています。特に、「情報の非対称性」が遠隔地でのビジネスの障壁であるとの認識から、独自の情報取得チャネルを通じて生成AIによる情報処理を行うモデルに賛同しました。
AIによる要約や解説を駆使するKiAI社のアプローチは、従来のビジネスモデルとは異なり、知識の流通を促進する新たなサービスとして期待されています。スパークルは、この挑戦が地域の知識を世界的に広めていく未来を築くと信じています。
KiAI社の事業
株式会社KiAIは、「すべての人にグローバルなリターンを提供する」ことを理念に掲げ、その実現のためにAIを用いたマーケットインテリジェンスサービスを展開しています。特にアフリカや中東、南アジアなどの新興国における情報空白地帯の問題に取り組んでいます。
同社は、政府の発表や現地メディア、統計情報など多様なデータをAIがリアルタイムで自動収集、分析することにより、多言語での情報可視化と信頼性の高い分析を実現しています。これにより、企業や官公庁が海外進出や市場調査、外交・安全保障分野での意思決定を推進する手助けを行います。
新プラットフォーム「KiAIメディア」
KiAI社は、新たに「KiAIメディア」という情報発信プラットフォームを10ヶ国語で立ち上げました。これにより、新興国市場のトレンドや現地ニュースを定期的に発信し、企業や研究者がグローバルに利用できるインサイトを提供しています。
KiAIメディアの日本語版はこちらから
代表者のコメント
KiAIの代表、大場一雅氏は、スパークルとのパートナーシップについて以下のように述べています。「スパークル様に共感いただき、重要なパートナーとしてお迎えできることを嬉しく思っています。これを機に、北米・欧州・アフリカへ本格展開を図るつもりです。"
また、スパークルの福留秀基氏も「KiAIのプロダクトは地域情報の直接収集とAI技術を組み合わせたものであり、地域発のグローバルな変革を実現できると信じています」とコメントを寄せました。これからもスパークルは、地域と世界をつなぐ挑戦に積極的に関与していく意志を示しています。
企業概要
- 代表者:大場 一雅
- URL:
https://kiaifund.com/
- 本社:茨城県日立市西成沢町2-20-1
- 設立:2023年9月
- 代表者:福留 秀基
- URL:
https://spurcle.jp
- 本社:宮城県仙台市青葉区中央4丁目4番19号
- 設立:2018年8月