フランス生まれのピアニスト、シプリアン・カツァリスが日本に初めて足を運んでから、なんと40年が経ちました。その記念すべき年に、ピアノリサイタル「シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル~来日40周年 ショパン&リスト プログラム~」が、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで開催されることが決定しました。
この公演は、2025年10月21日(火)に行われ、カツァリスの独特のスタイルと技巧を存分に楽しむことができる貴重な機会です。チケットは、運営がロングランプランニング株式会社の「カンフェティ」にて、2025年6月13日(金)10:00から販売開始されるので、早めのチェックをお勧めします。
カツァリスは、「鍵盤の魔術師」と称され、その演奏は多くの音楽ファンを魅了しています。彼は、特にNHKの番組「ショパンを弾く」に出演したことで、日本での知名度が高まりました。彼のショパンに対する情熱は深く、今回のリサイタルでは、カツァリスがこれまでに録音せず生演奏でしか聴けなかったショパンのマズルカを特集します。ポーランドの民族舞踊に由来するマズルカは、ショパンの作品によって知られ、そのリズミカルで美しいメロディーが特徴です。また、ピアノの学び手なら誰もが憧れる「英雄ポロネーズ」も演奏される予定で、多くの期待が寄せられています。
公演の第二部では、リストの「ピアノとオーケストラのためのハンガリー幻想曲」がフィーチャーされます。この曲は、カツァリスが持つ超人的な技術を最大限に活かすために書かれており、ピアノとオーケストラの壮大な掛け合いが楽しめます。特に、その哀愁を帯びたテーマや、ダイナミックなフィナーレは聴衆を惹きつけることでしょう。
この公演は、音楽を愛する全ての人にとって心に残る一夜となること間違いなしです。カツァリスが一台のピアノで描く音の世界に、ぜひ足を運んでみてください。
公演詳細
- - 公演日時:2025年10月21日(火) 18:30開場/19:00開演
- - 会場:大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス(大阪府豊中市庄内西町1丁目7-12)
- - チケット料金:一般5,000円、学生3,000円(全席指定・税込)
※4歳以上から入場可能です。
主催はLEGAREと大阪音楽大学付属音楽院で、お問い合わせは0467-91-0496にて可能です。また、カツァリスの日本ツアーは他にも、10月23日にはかつしかシンフォニーヒルズで、24日には浜離宮朝日ホールで、26日には愛知県芸術劇場コンサートホールでの公演が予定されています。
シプリアン・カツァリスについて
シプリアン・カツァリスは1951年にマルセイユで生まれたキプロス系フランス人ピアニストであり、作曲家としても知られています。4歳からピアノを始め、パリ音楽院を卒業し、数々の国際コンクールで受賞歴を持つ実力派です。世界の著名なオーケストラや指揮者と共演し、多くの録音を残してきた彼は、現在、自身のレーベル「PIANO21」で活動しています。カツァリスは、1992年にはNHKと共にフレデリック・ショパンに関するマスタークラスを制作し、多くの若きピアニストに影響を与えました。これからも彼の演奏は多くの人々に感動を届けていくことでしょう。