RMF支援サービス開始
2024-07-24 17:37:56

SHIFTが防衛省向けにRMF支援コンサルティングサービスを開始

SHIFTが提供するRMF対応支援コンサルティングサービス



株式会社SHIFT(東京都港区)は、防衛省向けに「RMF対応支援コンサルティングサービス」の提供を開始しました。これは、防衛省がサイバーセキュリティ対策として導入したリスク管理枠組み(RMF)に基づいた業務を支援するもので、装備品製造会社に向けた専門的なサービスです。SHIFTは、国家安全保障とサイバーセキュリティに精通した有識者チームを対象に、独自の育成プログラムも整備しています。この取り組みは、今後増え続けるサイバー攻撃に対処すべく急務とされています。

背景


近年、日本政府は高度化するサイバー脅威や地政学的リスクに直面し、国家安全保障への取り組みを強化しています。2023年度には防衛省の情報セキュリティポリシーが改正され、対象装備品がIT分野からIoTやOTも含めた広範な領域に拡大されました。それに伴い、サイバーセキュリティ対策を一過性のリスク排除から継続的なリスク管理へと転換し、米国の先進的なRMFを導入することが決定されました。

しかし、国内にはRMFに関する知見や実施経験が少なく、SHIFTはこれを国家安全保障上の重要な課題と捉えています。サイバー攻撃は日々巧妙化しており、データやシステム保護の重要性が増す中、早期の対応が不可欠です。SHIFTは、これまでの経験を活かし、防衛関連システムの整備に関する工程管理案件を受託し、RMFの承認支援を行い、脆弱性診断などを実施してきました。

RMF対応支援コンサルティングサービスの概要


本サービスは、防衛省が取り組む対象装備品や情報システムにおけるRMF対応の各ステップを支援し、成果物ドキュメント作成にも対応するものです。NIST SP800-37およびDoDI 8510.01に精通する有識者を集め、IoTやAI技術に精通した専門家たちがチームを組み、プロジェクトの準備段階から関わり、分類・選択・実装・アセスメントまで一貫したご支援を提供します。

SHIFTの強みは、国家安全保障およびサイバーセキュリティの知見を持つ有識者が在籍することで、国内における稀有な知識と経験を提供する点です。RMFに基づく業務を円滑に推進するための体制を整えているSHIFTは、今後も増加する支援ニーズに応えるべく、専門人材の育成にも力を入れています。

専門人材の育成


SHIFTはRMF対応業務を推進するための専門人材育成プログラムを開発おり、現在約45名の専門人材が在籍しています。今後数年内に新規採用を行い、現在の倍以上の体制を整える予定です。これは、企業向けの支援ニーズが高まる中で、可用な専門人材を育成し、日本の防衛において重要な役割を果たすことを目指すものです。

渡辺 秀明氏のコメント


本サービスの立ち上げに際し、防衛技術協会理事長である渡辺秀明氏は、サイバー攻撃の激化を指摘し、RMF導入の必要性とSHIFTの取り組みの重要性を強調しています。彼はSHIFTが民間企業として、RMFを中心に情報保障全体の活動をリードすることを期待しています。

結論


SHIFTは、RMF対応支援コンサルティングサービスを通じて、国家安全保障に貢献し、防衛関連のプロジェクトに広く対応する体制を整えています。今後もサイバー攻撃の脅威から重要インフラを守るため、積極的に取り組んでいく方針です。


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会社情報

会社名
株式会社SHIFT
住所
東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ 森JPタワー
電話番号
03-6809-1128

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