近未来的な接客体験
東京都千代田区に本社を構えるタイムリープ株式会社が、ヒューリックビズフロンティアが運営するレンタルオフィス「CROSSCOOP」に遠隔接客サービス「RURA」を導入しました。今回は、その背景や効果について詳しくお伝えします。
導入の経緯と背景
CROSSCOOPでは、従来1〜2名の受付スタッフが拠点ごとに配置されていましたが、スタッフが休憩や業務で席を外すと、お客様への対応が難しいという課題が生じていました。また、新型コロナウイルスの影響で働き方が多様化し、効率的かつ柔軟な接客が求められるようになりました。
そのため、RURAの導入に向けた取り組みが始まりました。導入に際しては約1ヶ月間のトライアル期間を設け、実際の利用状況を観察し、RURAがどれだけお客様のニーズに応えられるかを検証しました。
RURAは、直感的に使えるユーザーインターフェイスを備えており、お客様が自分で操作できる点が好評でした。この結果、8月1日より本格導入が決定しました。
RURAの活用ポイント
CROSSCOOPは日本全国で8拠点を展開しており、現在そのうち2箇所でRURAが導入されています。RURAの「シナリオ機能」を活用することで、お客様は受付で自分の知りたい情報を簡単に選択し、確認することができるようになりました。さらに、追加のサポートが必要な場合には、各拠点のスタッフが顔を出して直接支援を行うことが可能です。
導入の効果について
RURAを通じて、スタッフ不在時であってもお客様への対応が継続できるようになりました。例えば、何か問題が発生した際には、以前は他の拠点に無人化の状態を生じさせて対応していましたが、RURAの導入により、スタッフ同士でカバーしあえることが可能になり、迅速な判断と対応が期待できるようになりました。
また、スタッフ側も来客の有無を気にせず、事務作業や休憩に専念する時間を確保できるようになり、働きやすい環境が整いました。
ヒューリックビズフロンティアの展望
ヒューリックビズフロンティアは、「RURA」の導入により、お客様の満足度を保ちながらも、スタッフが快適に働ける環境作りを目指しています。「無人化によるコスト削減」ではなく、お客様とスタッフ双方の安心感を重視する考え方は、多くの企業にとって新たなモデルとなることでしょう。
ヒューリックビズフロンティアの担当者は、「お客様にもスタッフにも安心感を持たせ、心の余裕を持てる環境を作りたい」とコメントしています。
まとめ
接客業界でも新しい技術の導入が進んでいる中で、RURAを活用したCROSSCOOPの取り組みは、今後のビジネスモデルに多大な影響を与えるかもしれません。遠隔接客サービスがもたらす可能性に、今後も注目が集まりそうです。
興味がある方はぜひ、
RURAの詳細をチェックしてみてください。