新たな視点を提供する『さかさま改訂新版』の全貌
2024年8月1日、㈱Gakkenから発表された絵本『さかさま改訂新版』が注目を集めています。この絵本は、表紙のタイトルが上下に配置され、さらにページも上下どちらからでも読めるという画期的な設計が特徴です。絵本をひっくり返すことで、読者は単に物語を楽しむだけでなく、物事の見方を根本から変える体験をすることができるのです。
絵本のストーリー:火の星と水の星の物語
本作の物語は、広大な宇宙に佇む「火の星」と「水の星」を舞台に展開されます。「火の星」には、遊びと労働を愛する住人たちが火のたねを大切に育てて暮らしており、一方の「水の星」では、本を読み、創造することが得意な住人たちが海を楽しんでいます。しかし、いつもより異なるにおいや煙に悩まされる中で、両星の住人たちはそれぞれの生活を守ろうとするあまり、ついに対立へと発展してしまいます。
上下に配置されたストーリーが教えるもの
『さかさま改訂新版』のもう一つの魅力は、読者が火の星と水の星の両方の視点を体感できるところです。上下に配置されたそれぞれの物語を通じて、「他者の立場になって考える」「視点が変われば考え方も変わる」というメッセージが自然と伝わってきます。ストーリーの結末は、現在の社会問題にも通じる問いかけで終わっており、特に戦争や対立について考えさせられます。
親子のコミュニケーションツールとしてもおすすめ
この絵本は家庭での読み聞かせはもちろん、保育園や学校の読書感想文にも最適です。特に、小学校低学年の子供たちが自分の考えを表現するきっかけを与えてくれる一冊です。さらに、読み方も一人で読んだり、二人で対話をしながら読むなど、多様な楽しみ方ができます。
深いメッセージと遊び心
この絵本には、数多くのキャラクターが登場しますが、その表情や行動は4,000体以上に及びます。彼らの生活が細やかに描かれているだけでなく、絵の中には隠されたストーリーや設定も存在します。読者はページをめくるたびに新たな発見があり、何度でも楽しむことができるのです。さらに、カバーにもひみつが隠されており、絵探しゲームとしても楽しめます。
動画での紹介も楽しみ
絵本の内容は動画でも紹介されており、興味がある方はぜひチェックしてみてください。視覚と感覚を通じて、より深く絵本の内容を理解することができるでしょう。
商品概要
- - タイトル:さかさま改訂新版
- - 作者:TERUKO
- - 定価:1,650円(税込)
- - 発売日:2024年8月1日
- - 判型:A4/38ページ
- - ISBN:978-4-05-205986-5
- - 発行会社:株式会社 Gakken
公式サイトやオンライン書店からぜひご購入を検討してください。平和や戦争について家族で話し合うきっかけとして、この絵本は素晴らしい役割を果たすことでしょう。