大阪でのEV充電革命、超急速充電サービスの実証実験が始まる

大阪で超急速EV充電サービスの実証実験がスタート

2024年8月26日から、株式会社パワーエックスとパーク２４およびタイムズ２４が共同で行う超急速EV充電サービスの実証実験が、大阪市の「タイムズJCHO大阪病院」で始まりました。本プロジェクトでは、パワーエックスが開発した蓄電池型の超急速EV充電器「Hypercharger」を導入し、これを通じてEV充電の利便性向上を目指します。

超急速EV充電器の特長

設置される充電器は、最大出力が150kWに達し、10分間の充電でさらに長距離走行可能な状態にすることが可能です。その後は最大120kWの連続出力を提供し、EVユーザーが短時間で充電できる環境を整えます。また、充電サービスがスタートした当初は「Try! PowerX」キャンペーンにより、無料で利用できるという特典も用意されています。

充電サービスの背景

いま、世界中で電気自動車（EV）の普及が進む中、日本でも活発に充電インフラの整備が行われています。特に時間貸駐車場に設置される充電器は、駐車中に充電を行うことができる便利な選択肢となり、買い物や仕事の合間に充電するという新しいライフスタイルを提案します。パワーエックスは、この実証実験を通じて、充電事業者と駐車場運営会社の連携を強化し、収集したデータを分析することで更なる利便性の向上に繋げていく考えです。

実証実験の意義

パーク２４およびタイムズ２４は、すでに1998年からEV充電サービス「パーク＆チャージ」を提供し、利用者車両のデータ収集や充電ニーズの検証に取り組んできました。今後は今回の実証実験で得たデータやノウハウを駆使し、全国的な充電ステーションの展開を目指していきます。

この実証実験は、充電ステーションの利便性を高め、利用者の期待に応えた充電環境の整備に寄与する重要な一歩と位置付けられています。