岡崎のクッションブランド出展
2025-06-10 10:55:47

岡崎のクッションブランド「ハナロロ」が初めての国際展出展で再挑戦

岡崎のクッションブランド「ハナロロ」が国際見本市に出展



2025年6月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催される国際見本市「インテリアライフスタイル2025」に、愛知県岡崎市のビーズクッションブランド「ハナロロ」が初出展します。このブランドは、50年以上の歴史を持つ有限会社タキコウ縫製の一部門で、質の高い製品を生み出してきました。

50年の技術とサステナブルへの挑戦


「ハナロロ」は、合皮レザーを使用したクッションや、ペットベッド、植木鉢カバーなど、多彩な商品を展開しています。特筆すべきは、100種類以上の合皮レザーから選べることです。これにより、利用者の施設や店舗のイメージにぴったり合った商品を提供できます。また、撥水加工が施されているため、メンテナンスも容易で、清潔感を保つことができるのも大きなポイントです。

近年、ホテルや旅館、ペットホテルなど広範囲な業種への納品を行い、顧客からの評判も上々です。こうしたフィードバックは、BtoB市場での新たな可能性を模索する際の自信となっています。

BtoB市場への再進出の理由


コロナ禍によって急成長したビーズクッションの市場ですが、2023年を境に売上が減少傾向にありました。これが「ハナロロ」にとって、リブランディングの必要性を感じさせるきっかけとなったのです。元々、BtoB市場を主な軸としてスタートしたこのブランドは、2000年代後半からの生産の海外移行などにより売上が不安定化。そこで2009年以降は、オリジナルブランドとしてのBtoC展開にシフトし、現在では売上の7割以上がBtoCによるものです。

しかし、あえてBtoB市場に再挑戦することを決意した「ハナロロ」は、BtoCで培った提案力やデザイン力を活かして、新しい展開を目指しています。今回の出展は、それに向けた第一歩と位置づけられています。

環境への配慮とアップサイクル


「ハナロロ」が特に注力しているのは、持続可能なものづくりへの取り組みです。2021年からはビーズクッションの回収サービスを開始し、使い終わった製品を無償で回収しています。これにより、大きなクッションを家庭で処分する負担を軽減しつつ、利用済みのクッションを新たな商品へとアップサイクルすることにも挑戦しています。収集されたクッションは、植木鉢カバーやサーフボードなど、様々な形に再生されていくのです。

展示ブースでは、この回収プロセスやアップサイクルの実体験を来場者に提案します。実際に「座り心地」のみならず、循環型社会への一環としてのストーリーを五感で感じられるよう設計されています。

代表の思いと新たなビジョン


出展に向けて、約1年をかけてリブランディングに取り組んできた「ハナロロ」。代表の滝川進氏は、パートナー企業とともに「ハナロロ」の強みと特質を見直し、ブランドコンセプトやロゴデザインを刷新しました。新しいブランドコンセプトは「笑顔の型を最初に創る」であり、遊び心と品質に対する誇りを強調しています。

今回の国際見本市では、直接的なフィードバックを得ることや新たな出会いを楽しみにしており、来場者に「ハナロロ」のクラフトマンシップとサステナブルな理念を実体験してもらうことを願っています。

まとめ


「ハナロロ」は、岡崎の地からスタートし、これからの時代に合わせた挑戦を続けています。インテリアライフスタイル2025への出展を通じて、品質とデザイン、そして環境への配慮を伴った製品を全国に広めていくことを目指しています。ぜひ、会場でその魅力を体感してみてください。


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会社情報

会社名
有限会社タキコウ縫製
住所
愛知県岡崎市日名中町4番地8
電話番号
0564-22-3993

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