海洋深層水の魅力を探る!第4回日本アクアフォトミクス学会の講演速報
2024年11月16日と17日、神戸大学にて開催された第4回日本アクアフォトミクス学会では、ドクターリセラ代表の奥迫哲也氏が海洋深層水に関する講演を行いました。この講演は、海洋深層水の概要やその分析結果、今後の展望についてのもので、多くの参加者から注目を集めました。
ドクターリセラの取り組み
ドクターリセラは、大阪市東淀川区に本社を置き、スキンケア化粧品を展開する企業です。特に、無添加スキンケアをコンセプトにした製品を提供し、全国に3,286店舗のエステティックサロンへ供給しています。企業理念として「ファンデーションのいらない肌づくり」と謳い、成分には石油系合成界面活性剤やパラベンなどを含まず、肌にやさしい製品開発に注力しています。
講演内容のポイント
ドクターリセラは、海洋深層水の「清浄性」「低温性」「富栄養性」を強調しました。これらの特徴が、最近のエネルギー開発や健康医療などの分野での利用が注目されている理由です。ドクターリセラは20年以上前から海洋深層水に目を向け、化粧品の基剤に利用してきました。また、2021年には神戸大学と共同でアクアフォトミクス分析を導入し、海洋深層水の特性を可視化する研究をスタートしました。
さらに、和歌山県高野山麓の鉱泉水と組み合わせた新たな飲料水「リセラウォーター」の開発にも成功。これは、海洋深層水の特性を最大限に引き出す試みであり、今後の応用が期待されます。
アクアフォトミクスとは
アクアフォトミクスは、尼崎大学大学院農学研究科のルミアナ特命教授によって提唱された新しい科学分野です。この研究は、水と光の相互作用を通じて水の構造や機能性を解明することを目的としています。特に、水の吸光スペクトルデータ分析を使用して、さまざまな水分子の構造の違いを明らかにすることができます。
今後の展望と製品開発
ドクターリセラは、今後もアクアフォトミクス研究分野との協力を通じて、製品開発を強化していく意向を示しました。「美と健康、地球環境への貢献」という基本理念のもと、革新的な製品を提供していく姿勢は、多くの顧客から支持されています。
また、同社の独自基剤「α Gri-X(アルファグリックス)」は、深度の異なる3種類の海洋深層水を使用した製品で、特にエステティックサロンのプロフェッショナルにも評価されています。
最後に
第4回日本アクアフォトミクス学会でのドクターリセラの講演を通じて、海洋深層水が持つ多くの可能性が再確認されました。企業としての新たな挑戦が期待される中、化粧品業界において革新的な製品の登場を引き続き注視していきたいと思います。魅力あふれる海洋の恩恵を最大限に生かしたドクターリセラの取り組みが、今後どのように広がっていくのか楽しみです。