奈良県初となる「ESGマーク認証」の取得
株式会社奈良事務機(以下、奈良事務機)は、奈良県初の「ESGマーク認証ブロンズ」を取得しました。この認証は、環境・社会・ガバナンス(ESG)に基づく持続可能な経営を実現する企業に与えられます。奈良事務機は、株式会社フォーバルの連結子会社であり、フォーバルは「新しいあたりまえで、新しい世界を創る」という理念のもと、ESG経営を支援する企業コンサルタント集団です。
取得背景と目的
近年、奈良県内では地方創生が積極的に進められ、新知事の下で「脱炭素戦略」が特に強化されています。奈良県には多くの中小企業が点在し、高い離職率という課題に直面しています。このような背景から、人的資本経営の重要性が再認識されており、ESG経営が企業にとって求められる基準となっています。
奈良事務機は、地域のESG経営を牽引すべく今回の認証を取得しました。「ESGマーク認証」は、環境配慮や社会への貢献、ガバナンスの強化に対する企業の姿勢を示すもので、今後のビジネスにおいて重要な評価基準となるでしょう。
SP2のESG認証制度
ESGマーク認証制度は、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会(SP2)が提供しており、中小企業のESG経営の普及を目指しています。同協会により設けられたこの認証は、企業がESGに関連する取り組みを実施しているかどうかを評価し、信頼性を向上させるための制度です。さらに、2024年には静岡県湖西市において、この認証が建設工事の入札参加者の格付け基準の加点要件の一つとして採用される見込みです。
ESGアドバイザー制度
「ESGアドバイザー」とは、持続可能な経営に対して必要な知識を有することを証明する資格制度です。企業が時代に求められるESG経営において、基礎知識を身につけ、実践できる専門家の育成を行っています。これにより、各企業がESG経営を進めやすい環境が整い、その結果、地域の持続可能な発展への寄与が期待されています。
奈良事務機代表のコメント
奈良事務機の代表取締役、赤羽聡氏は、「お客様から脱炭素やセキュリティ対策に関する問い合わせが増えており、私たち自身もESG経営を意識し、認証制度を通じて経営資源を活用したいと考えました。将来的には、私たちの経験を生かして、他の中小企業がESG経営に取り組む手助けをしていきたい」と述べています。
株式会社奈良事務機について
奈良事務機は「奈良から始まる、中小企業のDX伴走支援」を念頭に置いて事業を展開しています。単なる事務機器の提供にとどまらず、経営者と同じビジョンを持って課題解決を図り、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)を支援することを目指しています。企業の未来を見据えた支援を行っていく中で、地域経済の活性化にも貢献していきたいと考えています。
企業情報
- - 社名:株式会社奈良事務機
- - 代表:代表取締役 赤羽聡
- - 設立:1966年(昭和41年)9月28日
- - 所在地:奈良県奈良市北之庄町736-1
- - URL:www.narajimuki.co.jp
奈良事務機のESGマーク認証取得は、今後の企業経営における重要な一歩として注目されています。また、これを機に地域全体のESG経営の普及が進むことが期待されます。