視覚障害者の未来を支えるWeWALKの新たな挑戦
WeWALKは視覚障害者向けの生活向上を目的に、障害者が安心して自立できる社会を実現しようとしています。これまでに開発された「WeWALK」スマートステッキは、従来の白杖に代わってナビゲーションアプリを搭載。実際に使うことで、安全に歩行できるだけでなく、自己の行動範囲を広げることが可能になりました。
WeWALKスマートステッキとは
WeWALKは、超音波センサーを利用して周囲の障害物を感知し、振動を通じて使用者に情報を伝えます。また、WeWALKアプリとの連携により、ボイスアシスタントがナビゲーションを支援。方角や公共交通機関へのアクセスを容易にし、視覚障害者の外出をサポートします。これにより、使用者は自立した生活を続けることができ、社会とより深く関わることが可能です。
グローバルな取り組み
WeWALKは、世界中で視覚障害を抱える人々のために、さらなる機能の開発に力を入れています。2019年からはトルコのVestel Cityにて製造が開始され、現在では59か国で利用されています。「Edison Golden Awards」など数々の賞を受賞し、TIME誌に掲載されるなど、その活動は国内外で高く評価されています。
新たな資金調達の試み
WeWALKは、視覚障害者に対するサービス拡大を目指して、ヨーロッパ最大のクラウドファンディングプラットフォームであるCrowdcubeで新たな資金調達を行っています。これにより、より多くの視覚障害者にWeWALKの恩恵を届けていきたいと考えています。詳しくは
こちらのリンクからご確認ください。
また、2022年にはICLやRNIBとのコンソーシウムを組み、UKRIを通じて「Designed for Ageing」プロジェクトに170万ポンドの資金を獲得しました。この資金は、新しいナビゲーション技術の開発に活用され、無意識に通る人々が多い道路や正しいバスへの移動を支援します。
未来への展望
今回の資金調達やプロジェクトの進展により、約2億5300万人の視覚障害者と7億人の高齢者が、更にアクセスしやすい生活を送れるようになることが期待されています。WeWALKのミッションは、より安全で自立した生き方を追求する人々を支えていくこと。
お問い合わせ情報
何かご質問がある場合は、担当のギョクハン・メルチルレルまで。英語のみでの対応となりますが、気軽にお問い合わせください。
社会に変革をもたらそうとするWeWALKの挑戦は、これからも続いていきます。ぜひ、彼らの動向に注目してみてください。