現代の結婚観:共働きと協力がキーワード
近年、結婚に対する価値観が多様化する中、婚活中の男女が理想とする結婚生活像とはどのようなものなのでしょうか?株式会社IBJが運営する婚活アプリ『ブライダルネット』は、1655名の婚活男女を対象にアンケートを実施し、興味深い結果を発表しました。
尊重と協力:理想の夫婦像
アンケートによると、理想の夫婦像として最も多かったのは「お互いを尊重し合うこと」でした。約4割を占めるこの回答は、現代のカップルがパートナーシップにおいて、お互いの個性を尊重し、対等な立場で協力し合うことを重視していることを示しています。また、「自然体でいられること」「対等なコミュニケーション」なども上位にランクインしており、リラックスできて、率直に話せる関係性を求める傾向が見て取れます。
共働きが主流:理想の働き方
結婚後の働き方については、男女ともに「フルタイムでの共働き」が最も多くを占めました。特に男性は、妻がパートタイムで働くよりもフルタイムで働くことを理想とする人が多く、現代の男性が女性の社会進出を積極的に受け入れている傾向が示唆されます。専業主婦・主夫を希望する人は少数派で、現代の結婚生活において共働きが主流になりつつあることが分かります。
経済的な不安:結婚へのハードル
一方で、結婚後の生活に対する不安として最も多かったのは「将来の家計や経済的な負担」でした。これは、若年層の収入が低迷する一方で、子育て費用は増加傾向にあるという社会情勢を反映していると考えられます。経済的な不安が結婚へのハードルとなっていることは、無視できない現実です。
家事・育児:得意分野で分担
家事や育児の分担についても、男女ともに「得意分野に応じて分担する」が最も多い回答でした。これは、共働き世帯において、効率よく家事や育児を進めるためには、得意分野を活かして協力し合うことが重要であるという考え方が広まっていることを示しています。お互いの負担を軽減し、より円滑な家庭生活を送るための工夫がなされていることが分かります。
まとめ:柔軟性と協力が鍵
今回の調査結果から、現代の婚活男女は、お互いを尊重し、協力し合い、柔軟に対応できる関係性を理想とする夫婦像を描いていることが明らかになりました。共働きが主流となり、家事や育児も得意分野で分担するなど、従来の結婚観とは異なる新しいスタイルが確立されつつあります。しかし、経済的な不安は依然として大きな課題であり、社会全体で解決策を模索していく必要があるでしょう。
ブライダルネットの取り組み
ブライダルネットは、今回の調査結果を踏まえ、婚活中の男女が理想の結婚生活を実現できるよう、今後もサポートを強化していくとのことです。また、「いい夫婦の日」にちなみ、結婚エピソードを募集するキャンペーンも実施しています。