遠隔管理と心電図解析で救命率向上!日本ストライカーが新AED「ライフパックCR2 4G cprINSIGHT」を発売
日本ストライカー株式会社は、AED(自動体外式除細動器)の管理者と使用者双方にとって、切れ目のない救命処置をサポートする新製品「ライフパックCR2 4G cprINSIGHT」を発売しました。
この新製品は、携帯回線4G/LTEを介してAEDの情報を専用クラウドシステムに送信することで、管理者が遠隔でAEDを一元管理できることが大きな特徴です。バッテリや電極の有効期限や装置が使用可能かどうかをメールで管理者に自動通知するだけでなく、位置情報と連携したモニタリング機能によって、AEDの所在場所や使用状況をクラウド上で常時アップデートします。これにより、複数のAEDを管理する施設担当者の保守管理業務を軽減し、いつでも確実にAEDを使用できる体制を構築できます。
さらに、医療従事者向けのWebサービス「LIFENET System」を通じてAED使用後に自動で心電図データが医師に送付され、病院内での治療方針立案にも貢献します。
「ライフパックCR2 4G cprINSIGHT」は、救助中の心電図解析のために従来10秒以上中断を余儀なくされていた胸骨圧迫(心臓マッサージ)を中断することなく継続しながら心電図解析できる機能(cprINSIGHT)を日本国内で初めて搭載しました。これにより、胸骨圧迫を中断する時間を従来比で約4割まで短縮でき、質の高い心肺蘇生を実現します。
2024年は、日本において一般市民がAEDを使えるようになって20年の節目の年となります。AEDの普及は進み、多くの市民にとって身近なものになりましたが、実際にAEDが使用された割合は4.3%と依然として低いのが現状です。救命率向上が喫緊の課題となる中、「ライフパックCR2 4G cprINSIGHT」は、使用者と管理者の双方をサポートすることで、その課題解決に貢献すると期待されています。
日本ストライカーは、今後も使用者・管理者をサポートするための多様な機能を有するAED製品を展開することで、救命率の向上に貢献していくとしています。
日本ストライカー株式会社について
日本ストライカーは、米国・ミシガン州に本社を置くストライカーコーポレーションの日本法人です。ストライカーは、メドテック(医療テクノロジー)分野におけるグローバルリーダーとして、医療従事者の皆さんとともに、医療の向上を目指しています。医療・手術用機器、ニューロテクノロジー、整形外科、脊椎関連分野などの幅広い領域において、革新的な医療機器・サービスを提供しています。ストライカーは毎年、世界中で1億5千万人以上の患者さんに貢献しています。
参考情報
ライフパックCR2 オートショック 4G cprINSIGHT
販売名:ライフパックCR2
医療機器承認番号:22900BZI00039000
高度管理医療機器・特定保守管理医療機器
ライフパックCR2オートショック
医療機器承認番号:30300BZX00353000
* 高度管理医療機器・特定保守管理医療機器