ライフシフト大学が企業向けリカレント教育プログラムを開始!

ライフシフト大学がスタートした企業向けリカレント教育プログラム

ライフシフト大学は、これまで個人向けに提供していたプログラムの経験を生かし、企業向けの新たな教育プログラムを展開することを発表しました。このプログラムは、多摩大学の大学院MBAとの協力のもと、全国の企業が求めるキャリア教育を実現するために設計されています。

キャリア実践力を育成するプログラムの背景

今年9月、ライフシフト大学は個人向けのプログラムを第5期に突入させ、その成果やノウハウを企業向けにアレンジしました。この新プログラムは「職業実践力育成プログラム」として、文部科学省の認定を受けています。

企業にとっては、実践的かつ体系的なキャリア教育を自社の規模に合わせて導入できる重要な機会となります。すでに多くの企業から問合せが殺到しており、特に大企業では社員のキャリアアップを図るための需要が高まっています。

短縮された学習期間とカスタマイズプラン

このプログラムは通常5ヶ月間かかる学習内容を3ヶ月に凝縮し、受講者がキャリア自律への意識を高めるための内容が中心です。また、個別の業種や企業のニーズに応じたカスタマイズも可能で、たとえばマネープラン講義の追加やDXに向けたリスキリングのカリキュラム設計など、企業が特に重視するテーマを盛り込みます。

変身資産を基盤とした新しい学び

ライフシフト大学では、キャリアアップに必要な5つの要素—マインド、知恵、仲間、評判、健康—を「変身資産」と名付け、受講者自身がこの資産をチェックするためのツールを開発しました。この「ライフシフトアセスメント」ツールを使うことで、個々の変身資産を自己評価し、必要な強化点を見つけるきっかけとなります。

企業内プログラムでは、受講者はこの変身資産を中心に学びを進め、効果的なキャリア設計を支援します。講師陣は、業界の豊富な知識と経験を持ち、自らライフシフトを経験した専門家たちです。受講前後で行われる変身資産チェックを通じ、個別コーチングも提供し、受講者に寄り添ったサポートがなされます。

期待される効果と導入企業

既に、東京海上日動火災保険や味の素など、多くの大手企業がこのプログラムの導入を決定したことが発表されています。ライフシフト社は、このプログラムが社員のキャリア自律を支援する重要なツールになると確信しており、初年度には50社への提供を目指しています。人生100年時代を迎え、特に40代以上の社員が不安を抱えることが多い中で、こうした取り組みは社員の意欲を保ち、組織の活性化にも寄与することが期待されています。