セラピアのDX成功事例
2025-04-18 10:47:04

東京都の新たなスタートアップ、セラピアが消防庁と連携したDX推進プロジェクトを成功させる

東京都の新たなスタートアップ、セラピアの成長と実績



株式会社セラピアは、東京都墨田区を拠点に、現場主導型デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する企業です。近年、デジタル技術の重要性はますます高まっており、特に中小企業や自治体においては、デジタル化が進まないことが課題とされています。そこで、セラピアはノーコード技術を用い、新たなサービスを展開しています。

最近、セラピアは東京都の「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」に採択され、東京消防庁との協業で2つのプロジェクトを成功裏に終了しました。その結果、東京都から「新商品等の生産・提供による新事業分野開拓者」として認定を受けることとなりました。この成果は、東京都が推進するスタートアップとの協働を通じて、具体的な課題を解決するための重要な一歩です。

プロジェクトの背景と目的



東京都の「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」は、スタートアップ企業が東京都の行政課題に取り組むことを目的としたプロジェクトです。ここでは、実際に現場で発生している問題に対して、スタートアップが持つ独自の視点や技術を活かして解決策を見出すことが求められます。

セラピアは、東京消防庁との協業により人事試験のオンライン化や消防計画作成の支援ツールを導入しました。これにより、業務効率の向上を実現し、膨大な時間やコストを削減することに成功しました。

具体的な成果



1. オンライン人事試験システム


東京消防庁人事部では、会場準備や試験移動、採点作業において多くの負担がかかっていました。そこで、セラピアはオンライン人事試験システムを構築しました。このシステムにより職員は所属する消防署で試験を行い、公平性を保ちながら簡単に採点から集計までを行えるようになりました。実際の効果測定では、試験問題の印刷費用や外部会場への移動にかかるコストが100%削減され、業務の効率化が実証されました。

2. 消防計画作成支援ツール


消防法に基づき、約11万の対象建物で消防計画の作成が義務づけられています。従来、防火管理者は法令に基づく情報をもとに消防計画を作成する必要がありましたが、これまでの手動作業では多くの手間がかかっていました。セラピアは、消防計画を容易に作成できる支援ツールを開発しました。このツールでは、必要な情報を入力するだけで実態に即した消防計画を自動生成することができ、作業時間を大幅に短縮することに成功しました。

代表者のコメント



セラピアの代表取締役、田中圭氏はこのプロジェクトについて「東京都の課題解決に向けて貢献できたことを嬉しく思っています。今後もノーコード技術を駆使し、さらなるシステムの機能向上を目指していきます」と語っています。また、現場職員が容易にメンテナンスを行えるような教育サービスの提供にも力を入れており、今後の展開に期待が寄せられています。

企業の展望



セラピアは今後、東京都の他部門との協業を通じて、さらなるサービスの発展を目指すとしています。現場に根ざしたデジタル変革を実現するために、中小企業や自治体を対象としたオーダーメイドのシステム開発や、DX人材の育成に注力していく方針です。

そして、セラピアはデジタル・イネーブルラーとして、地域社会や産業界に新たな価値を提供していくことを目指しています。日本の未来を支える企業としての成長が期待されるセラピアから目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社セラピア
住所
東京都墨田区向島2-21-10
電話番号

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