ヘリテージ・オークションズ ビデオゲームオークションの概要
2025年2月21日から22日の2日間、米国テキサス州に本社を置くヘリテージ・オークションズがビデオゲームオークションを開催します。このイベントでは、任天堂のウルトラ64コントローラーをはじめ、ソニーの初代PlayStation本体やアタリの試作機など、ゲームファンにとって夢のアイテムが出品される予定です。きっと注目を集めるこのオークション、ゲームの歴史を体感できる絶好の機会となるでしょう。
珍しい出品アイテムの詳細
任天堂ウルトラ64 プロトタイプコントローラー
1995年に開発されたこのプロトタイプは、任天堂が手がけたゲーム界の名品です。ダークグレーのボディと三本のグリップを持ち、3Dスティックも搭載。ゲームの進化に寄与したデザインは、手に馴染むように工夫されています。
コレクターであるザック・ギーグ氏のコメントによると、「現存するのは2〜3個で、極めて希少」だそうです。さらに、オークションの担当者、ヴァラリー・スピーゲル氏は、このモデルが開発初期に製造されたもので、販売品とは配色やロゴが異なる点が貴重だと説明しています。任天堂の歴史を語る上で欠かせないアイテムであることは間違いありません。
アタリビデオシステムX 試作機
続いての出品は、1982年に開発された「アタリビデオシステムX」の試作機です。このプロトタイプは、黒とメタルのスタイリッシュなボディを持ち、製品版との違いは中央パネル下のカートリッジスロットにあります。
ギーグ氏によると、「旧式だが、こうした試行錯誤があればこその現在のゲーム機、任天堂スイッチに繋がる」とのこと。ゲームの歴史上、重要な存在であることを再認識させられます。
PlayStation本体 SCPH-1000
1994年に登場した「PlayStation SCPH-1000」は、ソニーが生み出した初の家庭用ゲーム機です。CD-ROMを採用しており、3Dゲームの革新をもたらしました。この未使用の本体は、オリジナルパッケージに保管され、非常に貴重なアイテムとなっています。
コロコロコミック限定 ゲームボーイカラー
1998年に作られた特別仕様のゲームボーイカラーも出品されます。これは、特定のコンテストで上位に入賞した20名のみに贈られた逸品で、関連資料も豊富に付属されています。
初期版スーパーマリオブラザーズ3
レアな一品も見逃せません。初期生産版の「スーパーマリオブラザーズ3」は、わずか17本しか確認されていない貴重なモデルです。パッケージのデザインが変更される前のもので、コレクターにとってはたまらないアイテムです。
オークションへの参加方法
このオークションは、日本からもオンラインで参加可能です。オークションの詳細は
こちらから確認できます。
ヘリテージ・オークションズの概要
ヘリテージ・オークションズは、世界で最大の収集品オークションハウスとして知られ、184万人以上のオンライン入札者を有しています。多様なオフィスをグローバルに展開し、2024年には東京オフィスを開設予定です。日本語でのサポートも行う予定なので、日本のゲームファンにとってもより利用しやすくなることでしょう。
このビデオゲームオークションは、ゲームファンにとって必見のイベントとなること間違いなしです。