フィルダクトとメドレー、協業で歯科業界の進化へ
株式会社フィルダクト(CEO:金子奏絵)が、株式会社メドレー(社長:瀧口浩平)からの資金調達を受け、両社の連携を発表しました。この協業は、歯科業界に存在するさまざまな課題を解決することを目的としており、オーラルヘルスの未来を見据えた取り組みです。
資金調達の背景と今後の展望
フィルダクトが展開する3Dテクノロジーを活用した歯科矯正サービス「DPEARL」は、2020年から提供を開始し、全国130の提携医院で利用されています。これにより、従来の歯科矯正サービス価格を約半分に抑え、生活者のニーズに応えています。今回の協業は、その取り組みをさらに強化するものです。
現状、歯科業界はアナログな部分が多く、医療従事者が抱える課題も山積しています。この協業により、フィルダクトとメドレーはお互いの強みを活かし、新たな価値を創造し続ける方針です。
メドレーの役割と提供サービス
メドレーは医療ヘルスケアに特化した複数のインターネットサービスを提供しています。主なサービスにはクラウド歯科業務支援システム「Dentis」、クラウド診療支援システム「CLINICS」、医療介護職の求人サイト「ジョブメドレー」などがあります。このようなサービスは、歯科医院の業務支援を行い、全体的な医療体験の向上を目指しています。
メドレーのオープンイノベーション推進担当者である藤本修平氏も、「フィルダクトとの連携により、DentisとMediLeapの統合効果に期待しています」とコメントしています。これにより、両社は患者の医療体験を向上させることを目指すとのことです。
フィルダクトのビジョン
フィルダクトは、オーラルヘルスの向上を目指し、通常高額な歯科矯正をより身近に、しかも高品質で提供することを目指しています。代表の金子CEOは、今回の資金調達に対して感謝の意を示し、「今後も全国の提携医院様と連携しながら、歯科矯正の課題を解決していきます」と話しています。
フィルダクトは最新のテクノロジーを活かし、予防歯科の重要性が高まっている中で、全国の歯科医院との連携も強化していく考えです。特に、アカデミアとの協力も進めており、新たな研究を通じて歯科業界のイノベーションを加速させていくことが期待されています。
まとめ
今回の資金調達と協業は、フィルダクトのDPEARLサービスとメドレーの支援システムが相互に補完し合うことで、歯科医療の新たな枠組みを作ることを意味します。両社が手を組むことにより、より良いオーラルヘルス体験を提供するための道が開かれています。今後の展開に注目が寄せられます。