日本医師会、骨太の方針2025に関する見解を発表

日本医師会、骨太の方針2025に関する記者会見

日本医師会（会長：松本吉郎）は、6月18日に定例記者会見を行い、その模様を公式YouTubeチャンネルで公開しました。この会見では、直近に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2025」、通称「骨太の方針2025」に関連する内容が主なテーマとなりました。

骨太の方針2025とは？

「骨太の方針2025」は、政府が掲げる経済政策を示した重要な文書です。これにより、医学及び介護の現状、将来的な見通しとともに、医療機関の経営状況にも影響を及ぼす施策が含まれています。松本会長は、特に医療・介護界の賃金上昇や物価高騰に対する配慮がなされていることに感謝の意を表明しました。

医療経営の危機打破へ

松本会長は、骨太の方針が確実に実施されるようにするため、今後の選挙や予算編成過程が非常に重要であると強調しました。特に、夏に行われる参議院選挙、秋に予定されている令和7年度補正予算、そして年末に向かう予算編成の過程がポイントだと述べました。

会長は、「医療経営の危機を打破するため、政府や与党への働きかけを強化していく」との考えを示し、政策実現に向けた強い決意を表しました。

医療は地域の基盤

日本医師会は、全国の医師会で構成される公益社団法人で、主に医療の発展や地域医療の推進を目的にさまざまな活動を行っています。具体的には、医師の生涯研修、地域医療のネットワーク強化、医療保険制度の改善に関する提言などを実施しています。

会長は、医療機関の現場が抱える問題や困難についても言及し、特に高齢化が進行する中で、医療提供体制の確立が喫緊の課題であると認識しています。

情報発信の重要性

日本医師会では、公式YouTubeチャンネルを利用して、定期的に会見の模様を公開しています。健康に関する知識や医療情報を広く伝えることにより、地域の健康づくりを支援しています。

同チャンネルでは、健康に役立つ情報やシンポジウムの動画なども配信しており、多くの視聴者に支持されています。興味のある方は、ぜひチャンネルを確認して、登録してみてください。

また、LINE公式アカウントでは、講習会や医療情報を簡単に受け取ることができるため、こちらも活用してください。